幼馴染だと思ってた男子に告白された。 (ページ1)

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第1話ページ1

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ジョングクとは昔から家が隣で親同士が仲がいいってことで、いつも一緒にいた。

気が強い私とヘタレなジョングクはまるで姉と弟みたいで、成長期が早かった私の後ろをまだ背の低かったジョングクは追ってきていた。

何をするにも一緒で、多分好きな食べ物も嫌いな食べ物も一緒。

小学校と中学校は勿論だけど、高校も同じところを何故か受験していた。

どちらかと言うと運動が得意な私は普通科を受験。

文武両道だけど絵の才能があったジョングクは芸術系の高校も受験していたが、何故か合格を蹴っていた。

なんでそこまで一緒なの？と思い、中学校の卒業式の日に何故わざわざ合格を蹴ってまで私と同じ学校に行くのか、中学を卒業してからも私の後ろを着いてくるのか、と責めるように問い詰めてしまった。

それ以来ジョングクとは疎遠になってしまい、目が合っても挨拶すらしなくなった。

それでも親同士は仲がいいからご飯を一緒に食べるなんてことはたまにあるが、一言も関わることは無かった。

だけどそんな私たちの気まずい仲を見かねたように、神様はイタズラを仕掛けたんだ。

高校に入学して1年、2年生に進級した私はクラス替えに緊張していた。

SN｢A〜！何組だった？私2組だった！｣

『えーっとね…あ！私も2組！！！！』

SN｢やったぁ！今年も同じクラスだね！｣

去年同じクラスだったサナとまた一緒だったことに手を繋いで喜び、2組の教室へと向かった。

サナはすごく美人でサナに向ける男の視線は全部ピンク色。私はそんな気持ち悪い男らをサナ近付けさせないために一緒にいた。

けれど教室のドアが人…と言ってもほぼ全員が女の子で群がっていて、なかなか入れなかった。

『なんでこんなに混んでるの？全員2組？』

SN｢なわけないでしょ！でもどうしたんだろう。｣

女の子達を掻き分けてクラスに入ると、目に飛び込んでくる視界に思わず息を飲んだ。

『じょ、ジョングク……』

JK｢…！｣

思わず名前を口にすると、ジョングクは女の子に囲まれ冷めていた目を私に向けて丸く見開いた。
でもその途端視線をふい、と逸らされた。

SN｢あー…幼馴染だっけ、｣

校内で人気のジョングクと幼馴染であることはサナにしか言っておらず、状況を知っているサナは小さな声で耳打ちをした。

新学期早々、学校を辞めたくなった…

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