君は知らない 4【H×H】 (ページ21)

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「ちょっと失礼。」

私は女性陣と乾杯してすぐにも関わらず席を立ち、ヒソカの元へ向かう。

「どうしたんだい?」

「…カンパーイ。」

質問には答えずに持っているグラスをよせ、一言だけ言う。
彼は少し間を開け、ニヤニヤして同じように返してくれた。

「他の人とも仲良くなりたいし、女性陣の方にいるわ。でも、後で疲れたら相手してよ。」

こいつと居る事は多いので何だかんだ気が休まる。
けど、今日は別だ、折角旅団が全員集まってるのだから、契約に縛られているヒソカ(といってもヒソカの方が強いので、彼なら何時でも契約を破れると思う)の元にずっといる必要はないだろう。
しかし、なにも言わずに私からは友達だと思っているヒソカの元に行かないのは申し訳なく思い断りをいれる。

「いいよ♠️でも、律儀だねぇ♥️」

「うっせ」

私はその言葉に少し顔を紅潮させ、捨て台詞を吐き、女性陣の元に走って帰った。
私が和やかに酒を呷りなが話していると、ウボォーギンとノブナガが来た。

「よお新入り、俺はウボォーギンだ。宜しくな、ウボーって呼べよ。」

「どうも、先程紹介されたようにAです。宜しくお願いします。」

ガハハと笑って大きな声で自己紹介がされた。
もっと警戒されるものだと思っていたが違うのか。
なんにせよ話しかけて貰えて嬉しい。

「……ノブナガだ。」

「どうも」

隣のノブナガはまだ警戒しているようで、ボソッ言われた。
いやー、ジャポンの事話したかったのに先は長そうだ。
それにしてもどうやってんだあの髪、重力機能してる?

その後シャルに呼ばれシャル、クロロ、コルトピの方に行ってシャルのマシンガントーク(ほぼ全部能力に関すること)を受けたり、酒に酔ったウボォーに盛大に絡まれたりなどしたが酒盛りを存分に楽しめた。
今回で仲良くなれたのは女性陣とウボォー、シャル。
話せたのはコルトピ、ノブナガといったところだ。
その他は話さえしていない。てか、怖くて話せない。