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ーもしもし?あんなに嫌がってたのに、イルミどうした?ー

不本意だが、仕方なくだ。

「やあ、俺の親父達がお前の不死を見たいってさ。」

ー……あんまり言うなよ。まあいいよ、暗殺出来ないから不振がってるんでしょ。いつがいい? 場所は? ー

手の内を他人に明かすような内容なのに、なぜか友好的で、嫌そうではなさそうだ。
カルとキルに会わせないことはさっき親父たちと話して決定した。
だが、カルは闘技場だから接触はないだろう。
キルは暗殺にでも向かわせるか。
Aとの接触も何処かのホテルにしよう。
俺達の家に入れるには危険だ。

「日取りはこっちで相談して赴く。話すことはこれだけ、じゃあ。」

返事も聞かず電話を切った。
やっぱりイライラする、家族のためじゃなきゃ絶対こんなことやりたくない。

「大丈夫かの?」

「大丈夫。」

その後キルの暗殺依頼を考慮して日時を取り決めメールをした。

#

「ミル、ちょっといい?」

「な、なんだよ兄貴!」

家の機械系の仕事は、大体は一番目の弟のミルに任せる。
今回もそのつもりで地下まで足を運んできた。

「こいつ、ちょっと調べてくれない。」

俺は今までの情報付きの紙を渡す。
情報が無さすぎて会ったことも有るというのに一枚の紙に収まってしまう量となった

「いきなりかよ。……わかったよ直ぐする。」

睨みをきかせたら直ぐ聞いてくれた。
扱いやすくてよかったよ。

「じゃあ、終わったら直ぐ言ってよ。今回のは親父とじいちゃんと俺以外他言無用だ。これを第一優先にしらみ潰しにやって。」

「……そんなにヤバい案件なのか。」

「うん、読んだら分かる。じゃあ、終わったら口座にいれとくね。」

ミルは返事も言わず、書類に目を通す。
何かこれで情報が出ればいい、だが……これで出なかったら。
そんなことを危惧して俺は部屋を立ち去った。

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ミネルバ(プロフ) - 検屋敷屋さん» 文字数制限で少し言葉足らずになっていたので、もう一レスします。よくいる人のようにして、読み手と大きな解離を無くしたりしています。それ以外の描写にもなるべく突拍子のないことは書かないことにしています。読んでいただき有り難うございました。 (2020年2月11日 18時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - 検屋敷屋さん» 有難うございます!!この夢主は正義があるともいえず、逆にクズとも現せれないよくいる曖昧な人のように書いています。そこにリアリティと言って貰えて嬉しい限りです。今後も素敵と思ってもらえるように頑張ります!! (2020年2月9日 19時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
検屋敷屋(プロフ) - キャラの性格が崩されずリアリティがあって楽しく読めます。応援してます。素敵な小説をありがとうございます。 (2020年2月8日 20時) (レス) id: 8f1e53f51b (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ひなたさん» 有り難うございます!! 何処がツボに嵌まったか分かりませんが、この小説は作者の趣味を全面に押し出したものなので、これからも楽しめると思います!! (2019年11月7日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - はじめまして!こういう小説探してました!!!最高です!これからも応援してます! (2019年11月6日 17時) (レス) id: 0dee45b0bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年9月25日 8時

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