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次の日、ヒソカの部屋まで来た。
恐る恐るチャイムを鳴らす。
中々出てこない、もしや居ないのか?
もう一回チャイムを押す、あいつなら居留守を使いかねんからな。
そうすると暫くして物音が聞こえてきた。
ガチャっと扉が開く、此方の顔を確認した彼はあのポーカーフェイスを崩して、目を丸くしていた。
それを見て私は得意気に笑っていってやった。
「勝負は私の勝ちだ!!条件を守って貰いに来た!」
「………確かに、君は死んだはずだけど♣️」
彼は探るような目付きで見てくる、その目には昨日の最後とは違い興味の色が宿っていた。
「タネを直ぐばらすとでも?……兎に角約束は約束、守って! 強さにあぐらを掻いていた罰だよ、私は手札切りまくって、どうにか頑張ったんだから!」
彼は大袈裟にため息をつく態度をする。
よし、やってやった、異世界初のお友達GETだぜ! それもヒソカとか大物過ぎるな、良く頑張った昔の自分。
「いいよ、君の念の師匠になろう♦️」
こいつさらっと友達の条件外しやがった、ひでぇ。
「友達に成るって条件もあったんだけど。」
「友達って契約で作るものなのかい?」
まじか、こいつに正論言われるとは。
「いいから、決定!はい、ヒソカは私の師匠兼友達!!」
逆ギレだが、約束は約束だ、正論など知ったことか。
私はプイっと顔を背けながら言う。
「ハイ、ハイ♥️」
#
私達はその後また、森にまで来た。ここで念を教えてくれるらしい。
「で、師匠に成ったんだから念の詳細知らないといけないんだけど♠️」
ヒソカの目がギラリと光る。
こいつ、これ聞くためだけに、了承して、終わったらサヨナラとかないよね。
嫌だな、言うの、確かめるとか言って首チョンパされそう。
だが、言うしかないか……。
「信じるか、信じないかは自由だけど言うよ。」
私は現在ある念の詳細と死なないことについて事前に知っていたが前回が初の死なのでまだわからないことも多いことを言った。
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†NANA†(プロフ) - ページ2で、「HUNTER×HUNTER」が「HHUNTER×HUNTER」になっています。 (2021年3月15日 11時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ゆーめーさん» 有難う御座います! まあまあ長めの小説なので、先を読もうと思いますと言われると、とても嬉しいです!! 楽しんで読んでください!!! (2020年11月29日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーめー(プロフ) - とても面白かったです!続編も今から読ませていただきます! (2020年11月28日 10時) (レス) id: dfce067a28 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ヘマトフィリィアさん» コメント有り難う御座います。個人的にも、能面黒髪キューティクルは語感が良くて気に入ってます。今後も、彼はちょくちょく出てくるので、楽しみにしていてください!! (2020年11月14日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ヘマトフィリィア - 【速報 能面黒髪キューティクルがイケメン】 (2020年9月20日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年7月30日 23時