防弾のMGイルボンサラム 6

257 JK ページ8

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YN「アンタのせいで私は！！！！」






思わず耳を塞いでしまう。


血走った目も、叫び声も、全て恐怖の対象



NJ「...」



ユソンヌナをじっと見据えながら俺の背中をさすってくれるナムジュンヒョン


その優しさに少し安心した






いきなり現れたイーシンヒョンは


見た事がないくらい冷めた目をしていた






LY「自分がした事の重大さ、やっぱり分かってないみたいだね」


YN「なによ...！

その目が気に入らないの！なんでも見透かしたような...っ！」






二人の間に何があったのだろう







YN「アンタに何がわかるの？

SMを追い出されてやっと見つけた私の輝ける場所...それを守るためなら手段なんか選ばない」



YN「そもそもアンタのせいでしょ？


アンタが周りにバラさなきゃ、私は今でもSMで働いてた」







ユソンヌナの真実を周りに伝えたのは


イーシンヒョンだったって事？





複雑なパズルのピースが１つ、埋まったような気がした







YN「アンタも使えないあの子も憎い。社長ですら憎くてたまらない」


LY「...使えないって、ソヨンのこと？」


YN「そんな名前だったかしら？

あの子さえ居なければ私が、「いい加減にしてくんない？」







ソヨンさんというのが

ユソンヌナに傷つけられた一人なのだろうか




ヌナが自ら話した、

暴力を振るったひとり。




Aのように苦しんだひとり。




会ったこともない彼女を思うだけで

俺まで苦しくなる






イーシンヒョンはヌナの言葉を遮り、

ゆっくりと歩き出し




彼女の目の前で足を止めたかと思うと、


ぐっと顔を近づけた




鼻と鼻の先がくっつくんじゃないかと思うほど近い







YN「っ、」


LY「どうしてAやソヨンが周りから愛されるかわかる？」


YN「は、、？」


LY「アンタ頭悪そうだから教えて上げるね。」







俺もメンバーも、


静かにイーシンヒョンの言葉を待った







LY「彼女たちはアンタと違って見返りなんか求めず一生懸命だから。

そこにみんな惹かれるんだよ」



LY「Aやソヨンはなにがあっても、どんなことがあっても人前でそう簡単に泣かない。

それだけは二人とも我慢し過ぎなんだけど。


誰かのために、本当の自分を、本当の気持ちを押し殺すこと...アンタに出来る？」







誰かのために、自分を押し殺す。







ヒョンの言葉が突き刺さったのは


俺たちの方だった







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