277 TH ページ29
__
右手はAの後頭部
左手はその柔らかい腰へ。
顔を真っ赤に染めながら
俺が与えるキスに一生懸命応えるA
...言葉にできないくらい愛おしい
今すぐにでもそこのベッドに押し倒したi((殴
まあ、現実はそう甘くない。
pirrrr__
聞き覚えのある着信音
...やべぇ、マネヒョンだ
泣く泣く唇を離して電話に出ると耳元でお怒りの言葉が...
mg［どんだけ待たせんだボケが］
TH「ヒョン口悪いよ」
適当に謝りながら通話を終えた
これはきっとバンに戻ってもお説教だなぁ...
ひとつ、ため息が出てしまうけど、
未だ俺の腰に腕を回しておとなしくしてる甘えんぼAを見ると
無意識に口角は上がる。
そんな小さな憂鬱なんて
あっという間に消えてしまう
TH「マネヒョン待ちくたびれてるって」
「ふふ、ソンさんにも早く会いたいなぁ...」
退院して自由になるのが嬉しいのか、ウキウキした様子で廊下を歩くA。
少し前にいるリュックを背負う背中は楽しそう。
小さな子供みたいで可愛い。
TH「A」
「はい？」
TH「ん、」
振り返ったAに手を差し伸べれば
嬉しそうにその手を重ねた
小さくて白い手。
強く握ると折れてしまいそう。
だけど、しっかり握ってなきゃ、
君は蝶のようにひらひら何処かへ飛んでいってしまいそうだから。
そんなの嫌だよ
もう俺から離れないでほしい
「Aさん！」
一階へ向かうため、エレベーターを待っていると後ろから聞こえた彼女を呼ぶ声。
それに振り返ったA。
「...パクさん？」
なんだなんだ？知り合いなの？？
つられて俺も振り返ると
TH「なっ...」
そこにはイケメンな看護師が。
「今日退院でしたね」
「そうなんです。本当にお世話になりました」
「僕は何もしてないですよ 笑」
仲よさげなふたり。
...こんなイケメンがいるなんて俺、聞いてないんですけど(怒)
それに俺は気づいてしまったのだ
イケメンが片手に持っている一輪の花
「あ、そうだ、これ...」
彼女の手元へ渡った
一輪のピンク色のチューリップ。
「退院おめでとう」
「ありがとうございます」
嬉しそうに微笑むA。
つまんない。
俺じゃない誰かを見てる君。
俺に嫉妬してくれたAも
今の俺みたいに泣きたくなったのかな。
.
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すずな - 更新早くしてください。。。オネガシマス・・・ (2019年3月16日 11時) (
レス) id: 79ed1afc42 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - 書き始めからの読者の親戚その1です(笑)当初から夜な夜な涙流しながら読んでゆーさんにコメして。就職したのも承知しております。長く続いたっていーじゃない。最高のお話だもの！ (2018年11月13日 22時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
19881991koreach(プロフ) - 息子を妊娠する前は私もバリバリ働いてましたので。仕事と物語の更新と両立は難しいかもしれませんが頑張って下さいね。人間マイペースが一番ですよ。焦りは禁物です (2018年11月12日 22時) (レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
19881991koreach(プロフ) - 仕事の忙しさは私も理解できます。私も今月の14日から職場復帰するので。息子が小学3年生になり、3年末になった今になってようやく落ちついてくれるようになったので (2018年11月12日 22時) (レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
さとはる(プロフ) - 前もコメントさせていただいたのですがほんとにほんとに尊敬してますし、同い年と考えるといつもすごいなと思っておりますこの作品に出会えて私の時間の中に楽しみができたんです。ありがとうございます。無理せず更新を待っております (2018年11月12日 2時) (レス) id: 33be35404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー
| 作成日時：2017年12月2日 23時
