269 JI -入院4日目- ページ21
__
JI「...」
今、とても つまらない。
はじめは割とテンション高めに彼女の病室を訪れた。
久しぶりに腕の中におさめた彼女は小さくて暖かかった。
「そうしたらチャニョルさんが__」
それから互いの近状報告をしていると、彼女は楽しそうに今の事務所での出来事を話し始めた。
SMはグループも多いし色んなグループの担当に付くらしいから、みんなと仲がいいんだろう。
ずっと楽しそうに色んな人の話をしてくれる
それが段々とつまらなく感じた
僕達はずっと寂しかったのに。
「__それで、ディオさんキムチ漬けるのほんとうまくて 笑」
JI「....毎日楽しそうだね」
「えっと、はい、楽しいです」
そう言ってふにゃりと笑う君。
君のその顔が一番好きなはずなのに
どうしてこんなにむしゃくしゃするんだろう。
JI「はは、羨ましいな」
「...ジンさん？」
JI「...僕たちはAちゃんと離れて、苦しくて寂しくて全然楽しくなかったよ」
「っ、」
JI「わかってる、僕たちが君から笑顔を奪っちゃったって。けど、僕たちだって本当に辛かったんだよ...？
無理してカメラやアーミーに笑って見せて...
それでも君は笑ってたんだよね.」
こんなこと言うために来たわけじゃないのに。
僕の中の幼くて不器用な嫉妬心が
また彼女を傷付ける。
「...ごめんなさい」
俯いたまま呟いた彼女の声が
震えていたのはきっと、気のせいじゃない。
ああ、またやってしまった
彼女が来た時から僕は不器用な言葉で突き放してばかりだ
少し離れた間に また再スタートなのか。
ごめんなさいと呟いた後、なにも喋らなくなってしまったAちゃんにどう声をかけたらいいのか分からなくなってしまった時、
コンコンと軽いノックが聞こえた
「A！遊びに来た！」
「Aの好きなドーナツ買って来たよ」
「オッパが来てあげたぞ〜」
Aちゃんが返事をする前にバーンと開いたドア。
「ベクさん...カイさんも」
やって来たのはEXO先輩たち。
Kのメンバー全員だった
BK「お、ジンじゃん。テテは？」
JI「今日僕だけオフで...」
BK「そうなんだっ！」
KA「どけよセフナ」
SE「いいじゃんAの側じゃなきゃやだ」
DO「ほら、ドーナツ。好きでしょ」
「わあ...ありがとうございます」
EXO先輩に囲まれて笑う君は
僕の知らない人みたいだ
.
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すずな - 更新早くしてください。。。オネガシマス・・・ (2019年3月16日 11時) (
レス) id: 79ed1afc42 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - 書き始めからの読者の親戚その1です(笑)当初から夜な夜な涙流しながら読んでゆーさんにコメして。就職したのも承知しております。長く続いたっていーじゃない。最高のお話だもの！ (2018年11月13日 22時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
19881991koreach(プロフ) - 息子を妊娠する前は私もバリバリ働いてましたので。仕事と物語の更新と両立は難しいかもしれませんが頑張って下さいね。人間マイペースが一番ですよ。焦りは禁物です (2018年11月12日 22時) (レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
19881991koreach(プロフ) - 仕事の忙しさは私も理解できます。私も今月の14日から職場復帰するので。息子が小学3年生になり、3年末になった今になってようやく落ちついてくれるようになったので (2018年11月12日 22時) (レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
さとはる(プロフ) - 前もコメントさせていただいたのですがほんとにほんとに尊敬してますし、同い年と考えるといつもすごいなと思っておりますこの作品に出会えて私の時間の中に楽しみができたんです。ありがとうございます。無理せず更新を待っております (2018年11月12日 2時) (レス) id: 33be35404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー
| 作成日時：2017年12月2日 23時
