249 TH & 作者← ページ50
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ふざけるな
ふざけるな
ふざけるな
俺の腕に抱かれ
ピクリとも動かないA
他の子にもこんな事したのかよ
YN「...もう、大声出さないでよ」
耳が痛いじゃない、なんて言いながら眉間にしわを寄せる
YN「その子を殴ってるとこ、人に見られちゃって。
そのまま事務所を追い出された。
どうしておおごとにならなかったか知りたい?
あのくらい大きな事務所ならスタッフ間の問題なんて無かったことにできるからね、、
あの子は今でもSMで働いてるんでしょうね
私の居場所、奪っといて....」
ガリガリと親指の爪を噛む
綺麗なネイルが剥がれて行く
この人みたいに、崩れていく
TH「もうあんた、この事務所にだっていられないよ」
YN「ふふ、どうかな?私が居なくなって困るのは誰?
マネオッパだけじゃない。貴方たちだって困るでしょ?」
YN「みんなは知らないんだもの。
私がこんな人間だってこと」
長い前髪をかきあげた彼女の手が、一瞬固まった
TH「...?」
彼女の視線は俺の後ろのジョングクの方を見ているみたいだった
けれど、違ったみたい。
「知ってる、全部知ってるから...」
YN「ゆん、ぎ、」
振り返った先、
ジョングクの隣には息を切らしたメンバーたちの姿。
YG「もう分かったから...
これ以上失望させないでくれよ...っ!」
ユンギヒョンの怒鳴り声
震えるジニヒョンの身体
絶望的なジミンとホビヒョンの顔
NJ「なんで、っ...!」
不甲斐なさに崩れ落ちるナムジュンヒョン
みんな、初めて現実を目の当たりにした瞬間
カツカツと革靴を鳴らして俺の元に近づいてきたユンギヒョンは
静かなAを見つめたまま
YG「ごめん、嘘ついてごめんな
信じてやれなくてごめん...っ」
唇を噛み締めていた
YG「テヒョン、早く手当てしないと、」
TH「う、うん...」
JH「テヒョナ!俺と医務室に行こう!」
JI「僕もついて行くよ」
ジニヒョンが控え室のドアを抑えてくれて
ホビヒョンは着ていたジャケットを脱いでAの身体に掛けてくれた
JH「身体冷えてる...っ」
Aの小さな手をぎゅっと握りしめ、苦しそうな顔をするホビヒョン
A、遅くなってごめんね
みんながAを助けに来てくれたよ
みんな 君を心配しているよ
もう、一人じゃないよ。
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続編出ました!
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アミマナ - ほんとに泣けました。書いてくれてありがとうございます!! (2018年10月28日 10時) (レス) id: fbca5055d2 (このIDを非表示/違反報告)
Cr. - ずっと読んでいて、寝ないといけないのに続きが気になって寝れない、もう、すっごく最高です!! (2018年9月25日 2時) (レス) id: cf7d585d50 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - 1話から一気読みしました。何度も何度も泣きました…。すごく引き込まれて…主人公の優しさとか、防弾のみんなの優しさとか...すごく感動しました...!!ほんとに、このお話を書いてくれてありがとうございます(T^T) 続編楽しみに待ってます!!!!! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1582be05e7 (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - すごく引き込まれて、一気に読んでしまいました!お話が目の前に見えるようで、すごく感動しました。何回泣いたかわからないくらいでした。やっと真実を知ったメンバーがどのように、変わっていくのか楽しみです(^ ^) (2017年12月4日 1時) (レス) id: a965dc87a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ireneさん» コメントありがとうございます!泣、主人公にもやっと本当の味方が増えましたね~( ;∀;)続編も出しましたのでそちらもよければよろしくお願い致します!! (2017年12月2日 23時) (レス) id: 1c9d62aa08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆー | 作成日時:2017年6月28日 18時