248 JK ページ49
__
勢いよく喋り出したせいで、少し息を切らしているユソンヌナ
その姿に俺もテヒョニヒョンも驚いた
ヌナがこんなに声を荒げたのは初めてだったから。
YN「...私ね、夢があったの
この仕事について、良い人と出会って、素敵な恋をして
何もかも手に入れる夢...」
突然、淡々と喋り出す彼女に
俺もヒョンも何も言えなくなった
YN「はじめは上手くいかないことばかりだった
雑用ばかりだったし、ここまで上り詰めるのにどれだけ私が苦労したか知ってる？」
そう言って俺に微笑む顔が
酷く冷たかった
YN「私、自分でも仕事ができる方だと思うの」
確かに彼女は
仕事に関しては誰にも文句なんか言わせないほど
完璧な人間だ
YN「この経験値、どこで積んで来たと思う？
...SMエンターテイメント。
...何もかも、アイツらのせいで狂っちゃった」
TH「...」
色んな情報が一度に入ってきて
頭が破裂しそうだった
ユソンヌナがSMで働いていた？
YN「...少女時代の担当につくことになったの。
本当は東方神起が良かったのに。
その頃は私もまあまあ昇級してたから
現場で指示を出すのは私。
私の部下で、たいして綺麗でもなくて仕事もできないノロマな子が一人いたわ」
何度も親指を往復させながら唇をなぞる仕草
なんだか、次の言葉を聞きたくなかった
YN「...その子がムカついたの。
気に入らない理由は仕事ができないだけじゃない。
なぜか彼女はアイドルから人気があった...
東方神起も、少女時代も、SHINeeもみんなみんなあの子ばかり可愛がるから...ムカついた」
ガリッ
嫌な音を立てて
ユソンヌナは親指の爪を思い切り噛んだ
YN「私の方が綺麗で仕事ができるのに。
あんな子、消えちゃえばいいと思った。
だから、彼女が一人の時__
今みたいに、殴って気絶させちゃったの。本気で消すつもりで。」
JK「っ、」
�犧�みたいに��
そう呟いたヌナは
テヒョニヒョンの腕に抱かれるAを見つめながら
笑っていた
それが怖くて堪らなかった
背中には嫌な汗がダラダラと流れ、
握りしめた拳が震えた
嫉妬と欲望にまみれた人間
どうして俺は
こんな女の本性に気がつかなかったんだろう
TH「ふざけんな...っ
ふざけんなよ！！！！」
テヒョニヒョンの怒鳴り声が響いた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4570人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アミマナ - ほんとに泣けました。書いてくれてありがとうございます!! (2018年10月28日 10時) (
レス) id: fbca5055d2 (このIDを非表示/違反報告)
Cr. - ずっと読んでいて、寝ないといけないのに続きが気になって寝れない、もう、すっごく最高です!! (2018年9月25日 2時) (レス) id: cf7d585d50 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - 1話から一気読みしました。何度も何度も泣きました…。すごく引き込まれて…主人公の優しさとか、防弾のみんなの優しさとか...すごく感動しました...!!ほんとに、このお話を書いてくれてありがとうございます(T^T) 続編楽しみに待ってます!!!!! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1582be05e7 (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - すごく引き込まれて、一気に読んでしまいました！お話が目の前に見えるようで、すごく感動しました。何回泣いたかわからないくらいでした。やっと真実を知ったメンバーがどのように、変わっていくのか楽しみです(^ ^) (2017年12月4日 1時) (レス) id: a965dc87a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ireneさん» コメントありがとうございます！泣、主人公にもやっと本当の味方が増えましたね~( ；∀；)続編も出しましたのでそちらもよければよろしくお願い致します！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 1c9d62aa08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆー
| 作成日時：2017年6月28日 18時
