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YN「ねえ、もう一度だけチャンスをあげる。
私の前から消えてくれない？」
床にうずくまったままの私に向かって吐き捨てるように言ったユソンさん
YN「いつまで彼らのマネージャーのつもり？
....せいぜい 今の事務所の人間と仲良くしてなさいよ」
唇を噛み締め
なんだか悔しそうな顔をする彼女
そんな表情、初めて見た
過度の疲労から
意識が朦朧とする
YN「...私はあんたが憎い。
なにもできないくせに。
能力も見た目も私の方が上なのに...っ」
彼女の表情はハッキリと見えない。
けれど 小さく呟く声が震えているのがわかる
YN「それなのにっ！
いつまでメンバーの心に居座るつもりなの？！
あんたがいなくなってから
以前よりもメンバーはあんたを求める
ユンギでさえ私に冷たくなった、、
あんたは一体なんなの...？」
そう問いかけながらゆっくりと近づいてくる彼女の足取りはおぼつかない
彼女はもう
壊れてしまっている
YN「あんたさえいなくなれば...
全部私のものになるのに...っ！」
壁に立てかけられたパイプ椅子を手に取ったユソンさんは
それを持ち上げた
「っ、や、だ、やだっ、やめてっ...」
YN「Aさん
バイバイっ」
私めがけてパイプ椅子が振り下ろされる
ああ 本当に終わった
ガンッ
大きな音と頭にひろがる鋭い痛み
意識がすっと遠のいてくのがわかった
テヒョンオッパ
また約束破っちゃってごめんね
やっぱり私は勝てなかった
せめて何かひとつくらい言い返してやればよかった。
気がつけば、青い海と白い砂浜が広がった世界に私はひとり、立っていた
人間は死んだらお花畑に行くと思ってた。
そこに三途の川があって..
それなのに。私が今いるのは綺麗な海。
まるで地元の海みたいで
凄く落ち着いた
一歩踏み出せば体は不思議なくらいに軽くて
どこまでも歩いて行けそう
なんだか楽しくなって
走ったり海へ足だけ浸からせてみたりした
海は綺麗だし砂も真っ白でサラサラしていて心地いいけれど
そこは私以外誰もいないから
なんだか寂しくなってくる
ずっとここに一人でいなきゃいけないの？
「...テヒョンオッパ？」
私が今いる場所から
少し離れた砂浜にみえたのは
愛おしい人の背中だった
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アミマナ - ほんとに泣けました。書いてくれてありがとうございます!! (2018年10月28日 10時) (
レス) id: fbca5055d2 (このIDを非表示/違反報告)
Cr. - ずっと読んでいて、寝ないといけないのに続きが気になって寝れない、もう、すっごく最高です!! (2018年9月25日 2時) (レス) id: cf7d585d50 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - 1話から一気読みしました。何度も何度も泣きました…。すごく引き込まれて…主人公の優しさとか、防弾のみんなの優しさとか...すごく感動しました...!!ほんとに、このお話を書いてくれてありがとうございます(T^T) 続編楽しみに待ってます!!!!! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1582be05e7 (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - すごく引き込まれて、一気に読んでしまいました！お話が目の前に見えるようで、すごく感動しました。何回泣いたかわからないくらいでした。やっと真実を知ったメンバーがどのように、変わっていくのか楽しみです(^ ^) (2017年12月4日 1時) (レス) id: a965dc87a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ireneさん» コメントありがとうございます！泣、主人公にもやっと本当の味方が増えましたね~( ；∀；)続編も出しましたのでそちらもよければよろしくお願い致します！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 1c9d62aa08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー
| 作成日時：2017年6月28日 18時
