234 TH ページ35
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スタンバイするためステージ裏に向かう。
JH「るき るき！」
JK「まい すぱ るき るき るき！！」
YG「あーうるせえ」
スタッフの確認なんか御構い無しにマイペースなメンバーたち。
そんなメンバーたちを横目に最終のメイク直しをされている俺。
担当は、ユリヌナ
TH「...」
YR「ん、できた」
TH「ありがと」
手短に会話を済ませる
早く離れたい
YR「っ、テテ、」
TH「...なに？」
自然と声は低くなる
YR「...なんでもない、ステージ頑張ってね」
TH「うん」
俺が後先考えずにユリヌナと付き合ったりしたから
Aは辛い思いをしたのかな
俺がもっとしっかりしていたら。
何度そう思ったことだろう。
一日も欠かさずAは俺の夢に出てくる
その度にAは涙を流していて。
TH「...」
小柄な女の子
髪の長い女の子
日本人の女の子
探せばたくさんいるし
言い寄って来る女の子なんてたくさんいるけど
君じゃなきゃダメなんだよなあ。
TH「はあ...」
壁に寄りかかってステージを見つめる。
可愛らしいダンスを魅せる彼女たち。
君たちは何を隠しているの？
TH「...ん？」
もたれかかった壁の近くの真っ黒なカーテン。
不自然に膨らんでいる
誰か、いる？
こんなにドタバタと慌ただしい中、
かくれんぼでもしているの？
不気味だ、怖い、なんて感情は無かった
ただ、そこに居るのは誰なのか知りたかった
ぎゅっと掴んだカーテンを思い切り揺らして覗き込む
TH「...A？」
そこにいたのは
毎晩夢に見るAの姿
はは、俺、幻覚まで見えてきちゃった。
TH「A、夢でもなんでも良いから返事してよ。
もう俺、おかしくなりそう」
夢の中の君はいつも静かに泣いていて
俺が何を言っても答えてくれなかった
幻の中の君でさえも
返事をしてくれないのか。
TH「...好き
好きだよA、お願いだからっ...
俺のとこに戻って来て..っ、居なくなったりしないで」
何度も何度も夢の中でそう叫んでいた。
もう正直、戻って来ないと思ってた。
そんな君が 今
俺の腕の中でゆっくりと微笑んだ
「好きです、
テヒョンが好きでたまらない。
私もおかしくなりそうです」
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アミマナ - ほんとに泣けました。書いてくれてありがとうございます!! (2018年10月28日 10時) (
レス) id: fbca5055d2 (このIDを非表示/違反報告)
Cr. - ずっと読んでいて、寝ないといけないのに続きが気になって寝れない、もう、すっごく最高です!! (2018年9月25日 2時) (レス) id: cf7d585d50 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - 1話から一気読みしました。何度も何度も泣きました…。すごく引き込まれて…主人公の優しさとか、防弾のみんなの優しさとか...すごく感動しました...!!ほんとに、このお話を書いてくれてありがとうございます(T^T) 続編楽しみに待ってます!!!!! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1582be05e7 (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - すごく引き込まれて、一気に読んでしまいました！お話が目の前に見えるようで、すごく感動しました。何回泣いたかわからないくらいでした。やっと真実を知ったメンバーがどのように、変わっていくのか楽しみです(^ ^) (2017年12月4日 1時) (レス) id: a965dc87a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ireneさん» コメントありがとうございます！泣、主人公にもやっと本当の味方が増えましたね~( ；∀；)続編も出しましたのでそちらもよければよろしくお願い致します！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 1c9d62aa08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー
| 作成日時：2017年6月28日 18時
