223 JK ページ24
__
JK「テヒョニヒョン、何して、」
舞台にまだ立っているヒョンに
袖から声を掛けた時だった
ヒョンが泣いているのに気がついたのは。
TH「__愛してる」
ヒョンの声に
アーミーは一斉に声を上げて喜んだ
手を振るアーミー
ボードを掲げるアーミー
ペンライトを振るアーミー
皆んなが身体中で喜びを表していた
その中で唯一
じっと動かずにステージを見つめる少女
JK「っ、！」
彼女は優しい目でテヒョニヒョンを見つめていた
胸が苦しくなった
JK「A...」
会いたくて仕方がなかった彼女
どうしてそこにいるの
今すぐそこへ駆け寄りたいのに。
今すぐ名前を大きな声で呼びたいのに。
うかつに出来ない、
それがすごく悔しかった
未だにその場から動かないヒョン
静かにステージに戻ってテヒョニヒョンの手を引いた
TH「ジョングク...」
JK「ヒョン、取り敢えず戻りましょう？」
アーミーの歓声を背にステージを後にした。
最後に少し振り返ると
JK「っ、あ、」
Aと目が合った__
mg「お前ら何してんだ！
早く着替えろ！次の仕事に遅れるだろうが」
マネヒョンに怒られて
慌てて控え室に戻る
テヒョニヒョンの手を引いたまま。
控え室に入ろうとドアノブに手をかけた時、
俺の手を握る力をぎゅっと強めたヒョン。
JK「...ヒョン？」
TH「ジョングクも見つけた？」
俺の目をじっと見つめるテヒョニヒョン
目尻は薄っすら濡れていて。
JK「...はい」
TH「やっと、見つけたのに
あんなに近くにいたのに
何もしてやれなかった」
TH「遠回しにあんな言葉しか言えなくて」
JK「ヒョン..っ、泣かないで、」
TH「っ、おれの気持ち、Aに届いたかなぁ..？」
最近はいつもぼーっとしてて
泣いたりなんてしなかったテヒョニヒョン
ヒョンの感情は全て
Aに左右されている
TH「また、会えるかな、？」
JK「きっと会える、大丈夫っ..」
ヒョンの大きな体を抱きしめてあげる
大丈夫だよ
ヒョンはこんなに彼女の事を想ってるんだ
JK「また会えるよ、大丈夫だよテヒョニヒョン..っ」
A、やっぱり俺はワガママだ
お願いだから 戻って来て...っ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4570人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アミマナ - ほんとに泣けました。書いてくれてありがとうございます!! (2018年10月28日 10時) (
レス) id: fbca5055d2 (このIDを非表示/違反報告)
Cr. - ずっと読んでいて、寝ないといけないのに続きが気になって寝れない、もう、すっごく最高です!! (2018年9月25日 2時) (レス) id: cf7d585d50 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - 1話から一気読みしました。何度も何度も泣きました…。すごく引き込まれて…主人公の優しさとか、防弾のみんなの優しさとか...すごく感動しました...!!ほんとに、このお話を書いてくれてありがとうございます(T^T) 続編楽しみに待ってます!!!!! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1582be05e7 (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - すごく引き込まれて、一気に読んでしまいました！お話が目の前に見えるようで、すごく感動しました。何回泣いたかわからないくらいでした。やっと真実を知ったメンバーがどのように、変わっていくのか楽しみです(^ ^) (2017年12月4日 1時) (レス) id: a965dc87a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ireneさん» コメントありがとうございます！泣、主人公にもやっと本当の味方が増えましたね~( ；∀；)続編も出しましたのでそちらもよければよろしくお願い致します！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 1c9d62aa08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆー
| 作成日時：2017年6月28日 18時
