俺じゃない。【 桃 】

作戦会議 ページ6

しばらくすると、ななもりさんの家に到着した。

紫「どうぞ。」

『お邪魔します。』

ななもりさんの家の中は紫で統一されていて、とても綺麗だった。

そこには、すとぷりのグッズも置いてあった。

もちろん、さとみくんのグッズも。








『なんでっ、なんで智海くんなのっ！』

耐えきれず、また泣き出してしまう。




鼓「大丈夫。絶対救い出そう。」

泣いている私を慰めてくれたのは、ころんさんだった。

瑠「そうですね。絶対救い出しましょう。」

莉「さとみくんは嘘なんてつかない！」

純「そうや、俺らで救い出そう。」

紫「だから、頑張ろう？」

あとから、メンバーの皆さんも慰めてくれる。

『はいっ！』


紫「それじゃあ、作戦会議始めるよ。」

ななもりさんがそう呼びかけると、皆、自分の席に座り真剣にななもりさんの方を向く。

紫「Aちゃんさ、メモとってくれない？作戦会議の。」

『メモですか？分かりました。』

紫「ありがとう」

私は、手帳とペンを取り出し、メモをとる体勢になる。

紫「とりあえず、さとみくんは絶対犯人じゃないから、真犯人を犯人Ｘとしよう。」


手帳に“作戦会議メモ”と書き、“真犯人を犯人Ｘとする。”と記入する。

紫「それから、真犯人の証拠を掴むんだ。」

瑠「さとみくんが犯人じゃないことが証明される証拠でもいいですよね」

鼓「確かに。」

私は、それを又記入する。

莉「証拠って、目撃情報とか、さとみくんのアリバイとかを調べればいいの？」

莉犬さんが質問する。

紫「そうだね。」

「とりあえず明日は証拠探しをしよう。」

全「分かった/分かりました。」

鼓「それじゃあ今日はもう寝るかぁ」

純「そうやな。」

紫「ここ、一応俺ん家だからね？」

全「‪w‪w‪w‪w」

ころんさんとジェルさんが場を和ませるように言う。


智海くん。いい仲間を持ったね。






作戦会議メモ

“真犯人を犯人Ｘとする。”

《作戦・やるべき事》

・真犯人の証拠を見つける。

・さとみくんが犯人でないことを証明する

→目撃情報を調べる(聞き込み)
さとみくんのアリバイを調べる。

聞きこみ調査→←帰り道

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