お前らほんとに甘々だよな【青】

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＊ sideA



さ「お、ころんにるぅとじゃん」



“よ！”と片手を上げて挨拶するさとみ。


いつもなら手を振り返すはずなのに、余程驚いたのか固まったままの2人。



こ「･･･帰る相手、さとみくんなんだ？」

『そうだけど、？』

こ「ふーん」



あれ？


またクスッと笑った･･･？


ガチでなんなんだろ。


ちょっとキマってんのも腹立つな(



こ「るぅとくん、帰るよ」

る「え？あ、はい！」



“また明日”と残すと、ころんはるぅとの手を引いて去っていく。


“さとみくんもAもまた明日”と慌ててるぅともそう言ってころんについて行った。



『意外となんも思わないのかな』

さ「･･･」

『さとみ？』

さ「多分･･･いや、なんでもない」

『は？』



なにその焦らし。


めちゃくちゃ気になるんだけど。


え？



『教えろやさとみ』

さ「怖ぇよ」



続けて“Aちゃん怖ぁい”と高い声で言ってくるさとみ。


いや、それはさとみも怖ぇわ。



『まあいいや。とりあえず今日はさとみん家で美味しいお菓子でも食べよ』

さ「結局俺ん家来んの？」

『いや、やっぱさとママの手作りお菓子盗んで秒で帰る』

さ「草」



さすがに男の家に長居すんのは良くないからね。


さとママのお菓子はガチで美味しいから、それだけ貰いに行って後はLINEで話し合いだな。



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