お前らほんとに甘々だよな【青】

誕生日 ページ25

＊ sideころん



こ「う〜ん…」



ある日のこと、僕はひとりで悩んでいた。


理由は簡単。


もうすぐAの誕生日がある。


ただ、去年は大してお祝い出来なかったから何をすればいいのかよくわからないのだ。



こ「───てことで、頼むよ…遠井さん」

茜「なるほどね〜…」



悩んだ結果、僕は放課後Aが部活に行っている間に遠井さんに相談することにした。



茜「Aは基本なんでも喜んでくれると思うわよ？」

こ「なんでも、かぁ…」



なんでもって、一番難しいんよね。


選択肢がありすぎるし…



茜「ころんがお祝いしてくれるってことが一番嬉しいんじゃないかしら」

こ「遠井さんもそうなの？」

茜「私のことはいいのよ」

こ「え〜教えてよ」

茜「……嬉しいわよ」



ちょっと恥ずかしそうに言う遠井さん。


ジェルくんいい彼女作ったな。



ジ「何が嬉しいん〜？」

こ「ジェルくん？！」

茜「なんで居るのよ」

ジ「酷ない？それより、なんで二人っきりでおるんや！」



“まさか遠井さんのこと奪おうとしとるんやないやろうな？”と遠井さんにハグしながら言ってくるジェルくん。


その後思いっきり遠井さんに突き飛ばされてたけどw



こ「ジェルくんじゃないんだから人の彼女取らないよ。僕にはAがいるし〜」

茜「そうよ。ジェルと違って意外と一途なんだから」

こ「意外は余計なんよ」

ジ「俺だって遠井さんに一途やで？」

茜「……」

ジ「傷つくんやけど…」



ジェルくんが来たせいで、話中断しちゃったじゃん。


めっちゃ凹んでるし。


ドンマイジェルくん。





ー‣ー‣ー‣ー‣ー‣ー


殿堂入りありがとうございます！！



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