: 見捨てる ページ4
＜ 諏訪 side ＞
夏 「 あーあ、やられちゃったね。 」
仲間(仮)がやられているというのに、助けにも行かずのんびりしている夏油傑。
『 そんなに言うなら助けに行ってあげればいいじゃない。 』
夏 「 私は高専関係者に顔を見られるわけにはいかないからね。 この辺でお暇させてもらうよ。 」
『 ふーん？ 』
大して仲間意識は無いが、少し漏瑚が不憫に思えてくる。
面白いからいいけど()
『 花御は？ どうする？ 』
花 「 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 」
相変わらず気持ち悪ィ言語だよな。
＜ 夏油 side ＞
マンションの一室を開ける。 そこには穏やかな海の領域が一面に拡がっていた。
夏 「 随分と穏やかな領域だね。 」
？ 「 まぁね。 で 、漏瑚と花御と諏訪は？ 」
？ 「 おい。 」
私が真人に話しかけると、アズが顔を顰めて近寄ってくる。
ア 「 ブラッドは？ 」
夏 「 すぐに来るさ。 」
そう言うと、後ろのドアが開く。 そこには無傷のブラッド、花御、そして頭だけの漏瑚。
ア 「 ブラッド！ 」
『 アズ。 』
ア 「 怪我は？何もされてない？ 」
『 大丈夫よ。 』
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作者名：しあん | 作成日時：2024年2月4日 23時
