【銀魂】ドSとチャイナ娘と団長さんとドーナツと…

１幕　いつもの公園で・・・ ページ2

〜ｎｏｓｉｄｅ〜
ある日の蒸し暑い時期の万事屋
神楽はとにかく死にそうだった。
エアコンどころか、扇風機もアイスも窓を通り抜ける風もない。
あるのは、うっとおしいほどのこの真夏の蒸し暑さのプレゼントだけだった。

神)「う〜〜、あづいアルゥゥゥゥ・・・

・・・もうココにいられないネ。 銀ちゃん、新八。 私公園の噴水がある所で
涼みに言ってくるネ・・・。

銀)「あ、じゃあ銀さんたちも・・・」

　ついて来たら、ぶっ殺すアル。 依頼来たらどうするアルか？銀ちゃんは、ココにいるヨロシ！
　新八は、洗濯機にでも飛び込むアル。 きっと、涼しいアルヨ。」

銀)「てめぇ神楽・・・、セコイぞおい！」

新)「何でボクだけこんな扱いなんですか・・・？ 喜んで洗濯機にダイブする奴なんて
　見たことも、聞いたこともないですよ!!」

銀)「だからこれからそれを、ぱっつぁんが実践できるわけよ。 よかったなぁ、新八」

新)「何もよくねーよっ!!! ダイブした瞬間、ホントにさよならだわ!!
　どれだけボクを抹殺したいだよ、てめーらっっ!!!!」

神)「あぁもう、喋んなメガネッ！！抹殺する訳ねーダロ！ 一生口開けんな！ 永遠に息すんなっっ!!」

新)「結局どっちだ、おい!!!」

メガネの戯言を無視し、暑さに限界になった神楽は猛スピードで万事屋を後にした。




神)「はあ、アイス食べたくなったアルゥゥ・・・、
　くそ！ 愚民共め、見せびらかすなコラ!! そんなに私にぶっ殺されたいアルカ!!」

道行く人々のアイスを食べる姿にイライラしながら、神楽は目的地である公園にたどり着いた。



神)「まあ、これで神楽様もゆっくり涼める・・・・・・って、うげぇぇっっ!!??」

沖)「何が、『うげぇぇっっ!!??』・・・でィ。」

安心したのも、つかの間。


神楽の特等席(自称)の公園のベンチには・・・、



彼女の好敵手が、いた。

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