延長戦。 ページ7
変わらない現状。
「延長戦じゃ、
変わる物も変わらない物なのかな？」
名探偵の名が廃るよ？
しかしまあ、
＿＿＿＿もうそろそろ、[黒]の仕業って、
気づいてる頃合かなあ。
でも、そこからが問題なんだけどね。
「君がもし、[物語＜真実＞]を見つけても、
闇の中だよ、永遠にね。」
そういう風に、計画を組んだから。
「エンドロールはいつかなあ」
あまり待たせないで。
待つのは、[あたし]も[私]も嫌いなの。
〜〜〜〜〜
「あ〜あ。
今日も実に無意味な時間を過ごしたよ。
暇だし、必死に探してる警察は滑稽だけど見飽きたし、
ねえ、どうすればいいと思う？
＿＿＿＿キール様。」
そう、今は我らがクソ美人のCIAスパイ、
キール様とご対面なのだ。
何チャラいう人物を暗殺するとかなんとか。
めんどくさ過ぎて覚えてない。
「そう言わないで、
彼らも頑張ってるんだから…」
「無駄な努力だけどね」
ズバッと斬ると、疲れ切った背筋を伸ばした。
「今日は我らがキール様達の華麗な暗殺を見るんだよ。
あまり疲れたくなかったの」
「お前も援護だ、馬鹿」
ジンにすかさずぴしゃりと言われた。
いいじゃないか、別に。
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作者名：月華 | 作成日時：2016年10月19日 18時
