∞絆 black side∞ ページ17
・
びゅうっと大きな音を立てて、風が俺らに吹きかかった。
その冷たさに、思わずコートの襟を首まで上げると、
俺はこう切り出した。
横「どっくん？ほんまに自分が正しいって思ってる？」
錦「・・・」
横「別にええねんで。俺はどっくんの言うことは一つも間違ってへんと思うし、正しいと思う。」
錦「・・ちっちゃい人間やねん。たとえ一つでも年下の大倉に、むきになったりなんかして。すぐかっとなって。惨めすぎて、もう泣きたいくらいやわ。」
横「・・俺はどっくんのこと、小さいとか惨めとか、一回も思ったことないで。まぁ・・強がりやなとは思ってるけど・・」
錦「強がり？どうしてそう思うん？強がりなんかやないで？」
横「十分強がりやわ。そんで自分がしんどなってんねん。泣きたいなら好きなだけ泣けばええ。陰で一人で泣かないで、俺らの前で人間らしく泣いたらええねん。」
昔からそうやった。
負けず嫌いで弱さを見せないで。
激しい言い合いをしても、どっくんはその場で泣いたりすることなんてなかった。
いつも一人でどっか行ってもうて、
戻ってきたときには普通やねん。
素直にごめんって。
普通の人からみたら、なんもおかしくないかもしれへんけど、
俺は分かってんねん。
一人で自分を責めて、
追い詰めて、
きっと、泣いたんやろなって。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 501人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
◎ 莉 愛 @ ペ ア 画 中(プロフ) - みるく。さん» そー！！うちのところも小テストも大きいテストもおおい！ (2017年7月17日 8時) (
レス) id: 040b9fbdf7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく。(プロフ) - ∞蜜亜∞さん» 難しそー！できることならやりたくないわ 笑 またパート5でね〜♪ (2017年7月14日 17時) (レス) id: ff7789b7b3 (このIDを非表示/違反報告)
∞蜜亜∞(プロフ) - みるく。さん» そーなんや！！私のところは今現社やってるんだけど、もう、ぜーんぜんわからん笑笑 (2017年7月14日 17時) (レス) id: a6e4e54c70 (このIDを非表示/違反報告)
みるく。(プロフ) - ∞蜜亜∞さん» まだないよ！なんかね、2年生でやるっぽい！社会系の教科だと、世界史と日本史があるよ！ (2017年7月12日 16時) (レス) id: ff7789b7b3 (このIDを非表示/違反報告)
∞蜜亜∞(プロフ) - みるく。さん» いやいや！！大丈夫よ！！分かったから！(o´▽`o)ﾉくりんのところ現社ってある？？ (2017年7月11日 23時) (レス) id: a6e4e54c70 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるく。 x他1人 | 作成日時：2016年4月10日 17時
