73話 ページ40
そのあと、俺はすぐに帰らなきゃいけないのでみんなと別れた
入間は師団披露会の準備で学校に泊まり込みらしい
結局、入間と一緒に帰ったこと、一回もないな...
いつかちゃんと、一緒に...
本当の、兄弟みたいに隣に立ってみたいなぁ
そんな風に考えながら廊下を歩いていたら
ドンッ、と誰かにぶつかってしまった
『す、すみません！お怪我、ありませんか！』
？？「う、うぅん...いやぁ、すんまへんなぁ...
ちゃんと周り見えとらんで...」
『わ、荷物多い...集めるの手伝います！！』
？？「えらいすんまへんなぁ...って、あんさん、特待生の！」
『え？？は、はい、そうですけど...』
？？「いやぁ、これも奇跡やなぁ！！弟さんに会えるやなんて！
僕はアミィ・キリヲ、魔具研究師団の3年生やで」
そう言ってこちらを見て笑う先輩
魔具研究師団、略して魔具研は入間が入ってる師団だ
ｷﾘｦ「いやぁ、イルマくんにはお世話になっててなぁ」
『こ、こちらこそ...？？』
散らかった魔具を集めながら話をする
ふと、先輩のつけてる首輪に目がいった
何故か、目を惹かれる...
ｷﾘｦ「あ、これ？？これなぁ、魔力を貯めておける魔具なんよ」
『へぇ...そういえば、入間もそんなの持ってたな...』
ｷﾘｦ「イルマくんが持ってる悪食の指輪と同じ金属でできとるんよ」
『え、そうなんですね！』
ｷﾘｦ「そういえば、Aくんがつけてるその腕輪も魔具？」
『一応、そうなるんですかね？？見ますか？？』
ｷﾘｦ「ええの！？じゃあ、お言葉に甘えさせてもろて...」
俺がすっと腕を出すと、まじまじと見る先輩
少し遠慮がちに腕輪を触り、ため息を漏らす
ｷﾘｦ「ほんまに奇跡、やなぁ...」
『せ、先輩...？？』
腕輪を掴みグッと力を入れる先輩
さっきまでと全く違う雰囲気をまとう先輩に
得体のしれない寒気が俺を襲った
ｷﾘｦ「なぁ、ホンマに...奇跡やと...偶然やと思う？」
『え...？？』
ｷﾘｦ「これが必然...もしくは、僕の策略だったら...
君は、どうするん？」
『...ッ！？』
手を振り払おうとしても
細腕からは想像できないほどの力で掴まれていた為
振りほどけなかった
ミシミシと腕輪から音が鳴る
『やめっ...』
ｷﾘｦ「ええなぁ！！その顔！怯えて、絶望に近い顔！！」
『く...』
腕輪にヒビが入り始めた段階で体に変化があった
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ユカミナ(プロフ) - おこめさん» ひぇ…ありがとうございましゅ………ヤンデレっぽさは意識してやす( ¨̮ )kyoさんも、そのうち出しますのでお楽しみに…((ｺｿ (2022年3月20日 11時) (
レス) id: 28a9b13a49 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - えーそうですね。控えめに言って好きです。いやぁ〜ほんと。もうね、めっちゃ良かったです。特にtnがマスク外した時のシーンがヤンデレっぽくて最高でした。あ、あとですね、出来ればkyoさんを先生として登場させて欲しいです！！ほんと出来ればでいいんで！！ (2022年3月20日 0時) (レス) id: dfd53eccc9 (このIDを非表示/違反報告)
鸛(コウノトリ) - あっ、好きすぎる.......作者さんは天才ですか？天才ですね！！！ (2022年1月28日 16時) (レス) @page33 id: b918a201eb (このIDを非表示/違反報告)
名無し98883号(プロフ) - いや、もう最高です(*^^*) 死んでもいいです!!! (2021年11月16日 19時) (レス) @page18 id: cbf5f5c53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユカミナ | 作成日時：2021年6月15日 22時
