sister_41 ページ42
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「兎に角逃げようと鳩尾に1発入れて逃げてきたんだ。そしたら銀さんと会ったわけ。だからちょっとしたトラブルさ、気にする事ないよ」
新「いや肩斬られてちょっとしたとは言わねーよ」
「夜遅くに起こして悪かったな、もう寝る時間だぞ」
神楽はいつもの所で寝て新八は家へ帰って行った
結果私と銀さんが同じ部屋で寝る事になるかと思ったが神楽達がダメだと言って彼はソファで寝るらしい
__
(うまくいくだろうか...)
布団に入ったものの眠気が来ない。
小浜に切られた後、刀を借りた(奪った)男が寝ている路地裏へ行き私の血を刀に付けて手に握らせておいた
つまり私が銀さん達に話した虚偽の話は見かけ上事実となる。
仮にあの男が無実を主張したとしても証拠がある上あいつは攘夷浪士、元々彼らの敵だ。私が怪しまれることは無い。
次に考えるのは今抱えている大きな問題について
小浜の言葉をまとめるとこうだ
蛇天党が近々江戸城へ攻め込む。そこで邪魔なのが真選組。真選組を抑えるには元党の一員であった私の力が必要。そこで私の周りの人達の安全の代わりに私を党へ引き戻す、私を再び攘夷志士にする。
つまり、完全なる真選組の敵となる。最悪彼らに殺される。
もちろんなりたい訳じゃない、
だが断ると真選組だけじゃない、銀さん達にまで危険が及ぶ。それだけは絶対にあってはならない。
彼らが傷つくぐらいなら敵に回るしか、ない、
(...そんなの慣れっこか)
いや、語弊があるか。
もしくは私が蛇天党を、...あー、やめだやめ。そんな馬鹿な事を考えるな
「ふぅ...」
銀「起きてんだろ」
ふいに襖の向こうから掛けられた声
「まーな」
銀「ちょっと呑まねェか」
「...ちょっとだけな」
どうやら銀さんも寝れていないらしい
布団を出て居間に行くと徳利1つにお猪口2つが机の上にある。
銀「傷口開いたりしてねーか」
「今んとこは大丈夫」
お互いに酌して酒を飲み干す無言の間。
それを破ったのは感の鋭い銀さんの一言で。
銀「なァ、ほんとにお前浪士に斬られたのか」
「...なんでそう思う?」
銀「ただの勘、お前がそんなヘマするとは思えなくてよ」
「矛盾かもしれないが現役を離れて10年位経ってるんだ、無理もない」
銀「...そ」
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わか(プロフ) - 華さん» 華さんはじめまして、コメントありがとうございます!そう言って頂けて幸いです。更新頑張らせていただきます...!´`* (2021年2月8日 7時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - わかさん» はじめまして!楽しく読ませて頂いております!次回更新楽しみです!! (2021年2月7日 23時) (レス) id: ab4f0db506 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ちゃちゃさん» ちゃちゃさんありがとうございます!最近は調子がいいので今のうちに沢山更新しますね´`* (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 光華さん» 返信遅れてごめんなさい(TT)ありがとうございます頑張ります〜!! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!もう最高です! (2021年1月23日 9時) (レス) id: f790642b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか | 作成日時:2020年11月27日 7時