元姉さん

sister_34 ページ35

､




(お､終わった.....)




終わった､とはこの状況だ｡死に等しい｡







なぜコイツら(土方と総悟)とファミレスにいる｡なんで､帰らせてお願いだから､300円あげるから




...あ､銀さんの移った













事の発端はスーパーだ､そう､この間の｡







粉チーズと神楽にあげる酢昆布を買いに来てた｡警戒しながらスーパーに向かいキョロキョロしながら店内に入った私は相当怪しかっただろう｡



無事スーパーに入り酢昆布を取り調味料の所へ行き粉チーズに手を伸ばすと




｢｢あ､｣｣





まるで少女漫画の本屋のような展開で同時に粉チーズに手を伸ばした彼が居たのだ､やらかした｡




｢｢.....｡｣｣






土｢あっ､おい待ちやがれ！｣




真顔で数秒顔を見合わせた直後ダッシュでその場を離れる｡この際粉チーズは諦める､酢昆布は買う｡神楽のだからね｡






店｢52え｢お釣りいりません！！！｣｣




出口を駆け抜け通りを爆走｡いや､私だけじゃない｡後ろから追いかけてくる土方もだ





土｢待ちやがれA！んで逃げんだよ！！｣

｢いやほんとまじでやめて急いでるから！ほら今爆走してるでしょ！それくらい忙しいから！また今度話聞くから！｣

土｢何度目だよ！！今日は逃さねェ！｣





真選組鬼の副長､土方十四郎との鬼ごっこ｡周りの目が痛い｡





｢なんで私が犯罪者みたいな目で見られんだよ！ふざけんな土方！｣

土｢お前が止まればいいだけだろーが！｣





そこら辺の女のようなヘボな体力ではない｡これでも攘夷戦争で名を残し生き残ってきた身だ､そう易々と捕まってたまるか






路地裏を駆け回りなんとか土方を巻けたらしい






｢はぁ...ったく､迷惑な｣















文句を言いながら表へ出｢はいストップ｣





｢.....え､｣






カチャン､と手に何かがはめられる




総｢逮捕でィ｣

｢っそ､...いやなんでだァァァ！！！｣






出そうになった目の前の男の名を誤魔化す｡






土｢居た...て､総悟お前何やってんのォォォ！？｣

｢はぁぁぁぁ｡｣





今日1番のため息､お疲れ私｡
















＿＿＿










総｢んで？誰だお前｣








その後土方が総悟に手錠外せと怒りやっとのことで離して貰えた




帰れると思い店の方へ向かおうとすると首根っこを掴まれた








土｢ちょうど昼時だ､付き合え｣

総｢面白そうなんでついていきやーす｣






｢あ､あ.....終わった.....｣

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