俺達が守る-6- ページ6
〜黒尾side〜
Aの座っていた所に血がどうして付いていたのか凄く気になる。
「アイツ、さっき風呂場に行くって言ってたよな。」
俺は、後片付けをして風呂場に向かった。
((コンコン
「A居るか?」
「. . . . . 」
「居ないのか?」
「. . . . . 」
何度呼んでも返事が返ってこない。
仕方ない。
「A、入るぞ。」
そう言って俺は中に入った。
すると....
中は誰も居ないく悲しい暗闇の様に暗かった。
「何処に行ったんだ。」
って言っても自分の部屋位しか無いか。
そう思い俺は風呂場を後にしてAの部屋に向かった。
"が"
開かない。
ドアに鍵がかかってる。
前、木兎達とイタズラをしに来た時は普通に開いていたのに何でだ。
もしかして、
「俺が来る事を予想してたのかよ。」
やっぱりアイツには敵わないな。
俺達の事を誰よりも良く見てる。
俺達、一人一人の事を誰よりも良く理解している。
でも、その分俺達だってお前の事を良く見てるよ。
良く見てるからこそ、分かるんだ。
お前は、俺達に絶対弱さを見せないって。
涙を見せても絶対、俺達絡みの事だ。
自分の事は、何時も後回し。
だからこそ、心配になるんだ。
何時か、お前が壊れるんじゃないか.....
何時か崩れて、俺達の前から消えてしまうんじゃないのか.....
そう考える度に不安になる。
お前が求める強さが何時か、お前を壊さないだろうか.....
俺達のそんな心配も知らないまま、お前はどんどん俺達の前を歩いて行く。
頼む。
頼むから.....
一度で良いから......
「俺達を頼ってくれ。」
アイツに届くはずの無い言葉を俺はその場に残し、部屋へと戻った。
―ーーーーtakanotoriーーーーーー
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奏音 - スミマセン!奏音と申すものです!この作品を一から読ませていただいたのですが、なんか、もう、好きです!(?)私もいずれこんな物語をかいてみたいと思う一方です…! 唐突で申し訳ないのですが、タカの鳥様のイメ画を描いてもよろしいでしょうか…? (2020年5月4日 23時) (レス) id: e60440e848 (このIDを非表示/違反報告)
パズル - 面白かったです。更新頑張ってください^_^ (2018年2月12日 23時) (レス) id: 1543f397dd (このIDを非表示/違反報告)
闇雲@菅さんは我の嫁 - とても良かったです!!セバスチャンのノリが案外良かったので、驚きました!!更新頑張って下さいね!!期待しています☆ (2018年1月23日 20時) (レス) id: 31a5141faf (このIDを非表示/違反報告)
ユピノン(プロフ) - なつさん» 楽しみにして頂いて嬉しいです!ありがとうございます!これからも宜しくお願いします!! (2018年1月14日 20時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
ユピノン(プロフ) - 秋桜さん» 名前が違いますが、タカの鳥です!コメントありがとうございます!これからも頑張って更新していきますので、応援宜しくお願いします! (2018年1月14日 18時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
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