守ってやるよ。俺達が【第三体育館】

俺達が守る-4- ページ4

〜黒尾side〜
Aが帰って来て俺の作った飯を食ってくれてる。









そして、味噌汁を飲もうとAが器を持ち上げた時、

急にAの顔が歪んだ。









それと同時に器が床に落ちる。









「大丈夫か!?」









俺が駆け寄りながら言うとAは平然とした顔で「味噌汁を入れ直してくれ」と言ってきた。









火傷してないか確かめようと思ったが、

Aのオーラが触るなと言っているようで、俺は駆け足でキッチンに向かった。









何か様子が変な気がする......









何時もみたいな元気が無いっつーか.....









「A！！入れ直して来たぞ!!」((ﾆｶｯ









そう言いながら持って行くと、
何時もの笑顔で「サンキュー」っと言って受け取ってくれた。









俺は、Aの横に座って話始める。









「それが、昼間のプリン騒動の犯人見つかったんだよ。」


「え!?マジ！！」









目を見開いて俺を見るA。









「おう！！」


「え!?マジで黒尾じゃ無かったの!?」


「だから、言ったじゃねぇか。」


「えーーーー！！？絶対黒尾だと思ってたのに！！」









「何でだよ。」っと言って机に伏せるA。









こんな奴が神谷家当主なんだろ?









笑えるな！！









「それで、誰だったの?」


「木兎。」


「は?」


「だから、木兎だって!!」


「マジ、ボクト?」


「マジ、木兎。」









すると、Aは気が狂った様に笑いだし。









俺の作った飯を勢い良く食べた。









そして、









「上手かったぞ黒尾！！また今度、作ってくれ!!」


「え?」


「駄目か？」









首を傾げながら聞くA。









不覚にも可愛いと思ってしまった。









「お、おう別に良いぜ！！」


「サンキュー！悪いが私は風呂に入らせて貰うよ。

片付けは、置いておいたらセバスチャンがしてくれるから。」






「今日は、ありがとな」そう笑顔で言ってAはリビングを出て行った。









アイツの座っていた席を何気に見る。









すると.....









そこには、一滴の血が流れていた。

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