守ると-27- ページ33
さっきから玄関で大きな声が聞こえる。
セバスチャンや赤葦さん、黒尾に木兎の声が.....
胸の中を埋め尽くす、この不安感。
早く、この不安から解放されたい。
その一心でとても長く感じられた廊下を抜けようやく玄関に着いた。
その玄関の前には、爽やかな笑顔を浮かべた二人組の男が立って居た。
そして、グレーの髪の男が私を見て少し微笑みながら話始めた。
「え〜っと...
俺達、ボスに赤葦、黒尾、木兎、月島を連れて来るように言われてるんですが...?貴方が主人?」
「そうです。神谷家次期当主、神谷Aです。」
後ろから視線を感じると思い振り向くと、休んでいたはずの月島君までもが降りて来ていた。
「俺達は黒澤家何かに帰らねぇぞ!!」
黒尾が叫ぶ。
「そうだー!!」
何故か黒尾の言った事に同意しかしない木兎。
「申し訳ないですが僕達は黒澤家に戻る気はありません。」
丁寧な口調で断る赤葦。
私はセバスチャンに近づき、四人を部屋に戻す様に言った。
セバスチャンは言われた通り四人を部屋に連れて行こうとした時....
「待ってくれな〜い☆俺達がなにもせず部屋に帰す訳ないだろう?」
そう言って高身長の茶髪男が胸ポケットからナイフを出した。
そして、そのまま取り出したナイフを四人目掛けて投げる。
でも、
((カキーン
後ろから聞こえたナイフが弾かれる音。
「黒澤家の執事方、あまり我が家を嘗めないで頂きたい。」
「あーぁ。せっかく当たりそうだったのに....おっしー!!」
「はぁ。無惨にナイフ何て投げちゃ駄目だべー。」
「ごめんごめん☆でも、こうでもしないと、あの四人連れて帰れないよ?」
茶髪の男が言った言葉に微笑みながらグレー髪の男が「もう一つの手がある」っと言った。
その言葉は私の予感を遥かに越える言葉だった。
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タカの鳥(プロフ) - 副兵士長さん» ありがとうございます!!何だか照れちゃいます///宜しければ続編の方でも感想聞かせて下さい!!お願いしますm(__)m (2015年12月22日 21時) (レス) id: e386de45cc (このIDを非表示/違反報告)
タカの鳥(プロフ) - 朱音さん» お待たせしました!!続編作りました(^O^)是非読んでください!! (2015年12月22日 21時) (レス) id: e386de45cc (このIDを非表示/違反報告)
タカの鳥(プロフ) - 桜夜さん» 続編作りました(^O^)どうでしょうか?これからも、頑張っていきますので宜しくお願いしますm(__)m (2015年12月22日 21時) (レス) id: e386de45cc (このIDを非表示/違反報告)
タカの鳥(プロフ) - れなさん» 携帯から、わざわざありがとうございます!!続編も宜しくお願いしますm(__)m (2015年12月22日 21時) (レス) id: e386de45cc (このIDを非表示/違反報告)
タカの鳥(プロフ) - hikaruさん» 待ってて下さりありがとうございます!!作りました(^O^) (2015年12月22日 21時) (レス) id: e386de45cc (このIDを非表示/違反報告)
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