あなたの歌を聞かせて(幕末ロック)

16話 ページ16

今日はお城で坂本さんたちの雷舞だ。私はそれに誘われた。おとせさんは「今日はゆっくり休みなさい」といって雷舞に行くことを許可してくれた。高杉さんと桂さんは罠だからと言っていたが坂本さんがロックを語っていたからいくことにしたらしい。総司さんや父様が歌うヘブンズソングはなんだか少し違う気がする。だから私はどっちかというとロックの方が好きだった。

そして、はしっこらへんで坂本さんたちの音楽を聞くことにした。そしたら、音楽がいきなり消え総司さんの歌声が聞こえてきた。でも、なんかちがう？いや、これは総司さんの本当の声でも歌でもない。そしたら、魔法がかけられたように頭がいたくなった。

これは……、総司さんの記憶？
昔に、親に捨てられたのか道に座っていたら盗賊に拾われ、色々酷い扱いを受け、歌を歌うことしか楽しみがなかった。そんなときに火事でおいていかれてこれは……。父様？。そっか、私は総司さんのことをしらなさ過ぎたんですね。

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