噂の息子くん (ページ5)

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4.はじめてページ5

夜12時。

ヒョンと一緒におしゃべりに夢中になっていた時。

インターホンがなった。

JM「...誰だ？」

ヒョンがインターホンに近づいて確認する。

JM「...ジョングガ？」

JK「...っ、はぁ、ヒョン！Aいますか！？
家に帰ってなくて！」

父さんはだいぶ走り回って探した様子だった。

ガチャッとジミニヒョンがドアを開ける。

今日は寒い冬の日。

父さんは白い息を吐きながらそこにいた。

JM「っ、ジョングガ落ち着いて。
大丈夫、Aいるよ。」

JM「ごめん。でも、Aがジョングガに
今日泊まるって言ってあるって。」

やばい。

つかつかと父さんがこちらに近寄ってくる。

パチンッッ!!

頬が痛い。

父さんは黙って俺の腕を引っ張って

俺を玄関先へ引きずり出した。

『っ、痛...痛いよっ！父さん...！』

JM「ちょっ、ジョングガ！！」

冷たい玄関先に出されて父さんはやっと口を開いた。

JK「...今日、レッスンサボったんだって？」

低い声。怒ってる。

JK「泊まるなんて言われてないけど。」

『...』

JK「なんとか言えよ！！」

『...っああ！サボったよ！
もううんざりなんだよ！！
ジョングクの息子なんてレッテル！
練習生なんてつまんないんだよ！』

『家に帰っても！どこにいても！
居場所なんかないし、
父さんと俺は親子なんかじゃない！！』

『所詮他人なんだよ！！！』

俺は最低だ。

父さんが俺のために頑張ってることを

知ってるのに。

フラフラして、逃げてばかり。

いたたまれなくて、その場から

走り去った。

JM「...っA」

JM「...ジョングガ。だいじょうぶ...？」