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18.ロッカー ページ20
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目を開けると、父さんがいた。
あの後、また眠りについてしまったみたいだ。
熱はもう無い。
JK｢っ、A...｣
『父さん、』
JK｢大丈夫...？｣
心配そうな顔で言う。
『...うん。』
JK｢.......ごめんな。｣
JK｢...Aの話、ちゃんと聞いてやれなくて｣
『っ、そんなの...
父さんは悪くない...』
『ごめんなさいっ...、ごめんなさい...』
『...俺、逃げてばっかりで...っ
自分が弱いのを父さんのせいにして...』
堰を切ったように溢れる涙。
JK｢.....っ｣
JK｢A、泣かないでよ...｣
JK｢Aは、僕のたからもの...なんだから。｣
JK｢世界でひとりしかいない、僕の息子...。｣
そう言って僕を抱きしめる父さん。
JK｢大きく...なったな...。
あの時...ロッカーで抱っこしたときとは...
全然違う...｣
肩口が濡れる。
父さん...泣いてるの？
JK｢...ひとりになんて...しないから...｣
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作者名：川瀬 はる | 作成日時：2019年1月8日 2時
