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「…えっと…お友達、です…」
同意を得るような視線をAから受けて、にこりと微笑む。
「…えぇ。交際を前提とした、お友達ですけとね」
「「「え、ええぇーっ!!」」」
女子高生三人組の声が玄関に響き渡る。
「ちょっと、A姉!どういうことだよ!?こんな胡散臭いやつ!ボクは絶対反対だよ!」
「真純様、そんな失礼なことを言ってはだめですよ。それに…」
「いいからちょっとこっち来て!!」
引きずられるようにして、Aは真純に連れて行かれてしまう。
全く、あいつ俺のこと胡散臭いと思ってたのか。失礼なやつだな。
「…ふむ。僕、胡散臭いですか?」
「そ、そんなことないよ…」
苦笑したボウヤがフォローしてくれたところで、今度は目を輝かせた女子高生二人に詰め寄られる。
「ちょっとちょっと昴さん!交際を前提としたってどういう意味ですか!?」
「そのままの意味ですよ。今はお付き合いする前のお友達期間、といったところでしょうか…」
「そうなんですか…!」
「でもなんでそんなまどろっこしい…」
「彼女のことを、大事にしたいと思いまして」
「ステキ…!!♡」
恋の話に沸き立つ女子高生二人を相手にうまくかわしていると、Aと真純が戻ってきた。
「とにかく、今日のところはもう行くけど…あんた、A姉に何かしたら許さないからな!」
「ま、真純様…!」
「肝に銘じておきます」
まるで捨て台詞のように真純は言い捨てて、今度こそ四人は件の現場へと向かっていった。
とたん二人きりになれば、先ほどの騒がしさはどこへやら、玄関に落ちた静寂に思わず顔を見合わせた。
「…あの…真純様が失礼をして申し訳ありません。私から交際を申し込んだことはお伝えしたのですが…」
「構いませんよ。お姉さん思いの妹さんですね」
「えぇ、とても。…ありがとうございます」
お夕飯の準備をしますね、と笑うAの手からスーパーの袋を受け取り、手伝いますよと並んでキッチンまで歩いた。
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ぱぱんだ(プロフ) - カコさん» いつもありがとうございます!最高と言ってもらえて、本当に嬉しいです(*^^*)基本的にハピエン好きなので、読んだあとほっこりしたいじゃないですか(笑)優男の方もぜひ、お願いしますね! (2018年4月9日 21時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - いや〜もう最高でした。ぱぱんださんの作品は読後に幸せな気持ちになれて好きです。今回もありがとうございました。これから安室の続編読みま〜す。 (2018年4月9日 20時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 智真さん» こちらこそ、読んで下さってありがとうございました(*^^*)楽しんで頂けたようで、とても嬉しいです!これからの執筆の糧にさせていただきますm(__)m (2018年4月9日 18時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)
智真(プロフ) - 完結おめでとうございます!赤井さんイケメンすぎるし、降谷さん優しすぎるし、キュン死しそうに何度もなりました笑 公安メンバーとのやり取りも凄く好きで、とにかく面白かったです!!素敵なお話ありがとうございました(≧∀≦) (2018年4月9日 16時) (レス) id: 809fa61cec (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - みーさん» ありがとうございます(*^^*)楽しみにして下さって、とても嬉しいです!おかげさまで無事に完結できました(*^^*) (2018年4月9日 6時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱぱんだ | 作成日時:2018年3月2日 11時