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story62 ページ17

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「…ねぇ、赤井さん。Aさんって、組織とは関係ないよね?」


話がある、と改まってボウヤが工藤邸へとやってきた。
何かと思えば、Aが組織と関係があるかと問う彼の言葉に、思わず眉をひそめる。


「…ボウヤ、それはどういう意味だ」

「…その…関係があるっていうか…Aさんは、組織の人間と知らずに接触してるのかもしれない、と思って…」

「…ふむ。その根拠は?」


そういう意味なら確かにバーボンが当てはまるだろうが、ボウヤが彼とAの繋がりを知ったのだろうか?
どうも安室透という名で、最近毛利探偵に弟子入りしたらしいことはボウヤから聞かされていたし、ボウヤの誘拐事件で顔も確認したから間違いない。
しかし、彼がAの客であることはボウヤは知らないはずだが。


「…実は食事会の時にAさんに聞かれたことがあって…」

「聞かれたこと?」


ボウヤの真剣な瞳が俺を捉える。


「…あの病院で、ボクの携帯に赤井さんが触れたことはあるかって…」

「…!」


思わず片眼を開く。
Aが、なぜそのようなことを?


「…あのとき指紋の照合に使ってるし、下手に嘘をついても余計にいけないかと思って、あるよって答えんだ…そしたら…」

「…そうしたら?」

「携帯に触ったときの立ち位置を聞かれたんだ…あの時のこと思い出して、右側の少し後ろだったような…って。そうしたら、ありがとうってそれ以上聞いてこなかったけど…今、考えてみれば…」

「…ボウヤの右側に俺がいて、利き手の左ではなく右手でわざわざ携帯を取った…そうAは確認したということだな?」

「……うん…赤井さんの死因を詳しく知ってるみたいだったから、情報源が気になって…まさか組織の人間と知らずに接触して、赤井さんのこと調べるためにうまく使われてたりしたら…と思ってさ」


可能性としてはバーボンだが、彼がAを使うとは考えにくい。
惚れた弱味で情報くらいは渡しているかもしれないが。



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設定タグ:名探偵コナン , 赤井秀一 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
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ぱぱんだ(プロフ) - カコさん» いつもありがとうございます!最高と言ってもらえて、本当に嬉しいです(*^^*)基本的にハピエン好きなので、読んだあとほっこりしたいじゃないですか(笑)優男の方もぜひ、お願いしますね! (2018年4月9日 21時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - いや〜もう最高でした。ぱぱんださんの作品は読後に幸せな気持ちになれて好きです。今回もありがとうございました。これから安室の続編読みま〜す。 (2018年4月9日 20時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 智真さん» こちらこそ、読んで下さってありがとうございました(*^^*)楽しんで頂けたようで、とても嬉しいです!これからの執筆の糧にさせていただきますm(__)m (2018年4月9日 18時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)
智真(プロフ) - 完結おめでとうございます!赤井さんイケメンすぎるし、降谷さん優しすぎるし、キュン死しそうに何度もなりました笑 公安メンバーとのやり取りも凄く好きで、とにかく面白かったです!!素敵なお話ありがとうございました(≧∀≦) (2018年4月9日 16時) (レス) id: 809fa61cec (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - みーさん» ありがとうございます(*^^*)楽しみにして下さって、とても嬉しいです!おかげさまで無事に完結できました(*^^*) (2018年4月9日 6時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱぱんだ | 作成日時:2018年3月2日 11時

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