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「こんばんは、Aさん。夜分にすみません」
「とんでもありません。どうぞお入り下さい」
お邪魔します、と言って部屋へ足を踏み入れる。
自分の都合で何度か遅い時間になってしまったので、アパートの下まで送ってきたことはあるが、中に入ったのはこれが初めてだ。
やわらかな雰囲気の部屋は、とても彼女らしいなと思いつつスーツのジャケットを脱げば、お預かりします、とさっと彼女の手によってハンガーに掛けられた。
「こちらをお使い下さい」
シンプルなエプロンを差し出されて、身につける。
エプロンなんて、いつぶりだろうか。
「喫茶店で使えそうなお料理、てしたよね?」
「えぇ。ちょっと仕事で必要になりそうでして…」
「ふふ。降谷様はお仕事で、いろいろなことをなさるのですね」
「はは…えぇ、まぁ」
苦笑すれば、大変ですね、と彼女は俺を労るようにやわらかく微笑む。
あぁ癒されるな、なんてぼんやり思う。
さすがは、我が課の癒しと呼ばれているだけのことはある。
そう、彼女…紺野 Aさんと出会ったのは、今から2年ほど前のことだった。
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2017.2.13 ぱぱんだ
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ぱぱんだ(プロフ) - 桜桃さん» 夢主は警備企画課はアイドルみたいになってますからね(笑)赤井さんの悩みの種が増えること間違いなしです(笑)風見さん好きなので出せて良かった…!(*^^*) (2018年3月1日 10時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃 - 赤井さんが夢主のモテモテぶりを見たら、きっと血相を変えるでしょうね(笑)風見さん達が青春真っ盛りの少年見たいでカワイイ(*´ω`*) (2018年3月1日 10時) (レス) id: c7f2d52cbe (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 桜桃さん» 赤井さんは子供のころからイケメンであってほしいイメージです(笑) (2018年2月26日 12時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃 - 番外編読みました。赤井さんは子供の頃からカッコイイ! (2018年2月26日 12時) (レス) id: c7f2d52cbe (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - えりさん» こちらこそ、ありがとうございます(*^^*)正直、嫉妬する二人は書いていて楽しいです(ひどい) (2018年2月23日 0時) (レス) id: 0dfef02039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱぱんだ | 作成日時:2018年2月10日 7時