検索窓
今日:24 hit、昨日:21 hit、合計:77,271 hit

ホットミルク 2 ページ19

までは良かった。


なんと、なんとなんと。
私の彼氏であるSunday兄さんがナンパされていた。


Sunday兄さんは先に来ていたらしく、遠くから見つけた途端に走り寄ろうと思った時、近くにいた女性二人がSunday兄さんに話しかけた。


知り合いやファンの可能性もあるから、バレない程度に近づいて話が終わるのを待っていた。


その女の子たちは可愛らしい。
ロングの綺麗な髪に大人っぽい綺麗なスタイル。

可愛らしいと綺麗がしっかり含まれていて調和が取れている。


だが、話を聞いていると

やれ
「良ければ私たちとお茶しませんか」

だの
「イケメンすぎて話しかけちゃいました」

だのなんて頭の悪い会話してんだ。



ただでさえ今日は機嫌が悪い日なのに、恋人がナンパされてるとか無理すぎない?!


しかも!!Sunday兄さんは


「いや、そんなことないですよ、はは…」



と、やんわりと否定はするし断りはするものの、キッパリとまでは言わない。


Sunday兄さんもしかして、満更でもない…?

しっかりと断らないSunday兄さんにも、
何回も誘ってくる女の子たちにも腹が立ってきた。


ついに堪忍袋の緒が切れた私はSunday兄さん目掛けて歩みだした。



「あ、めぐさ、」



Sunday兄さんがこちらに気づいてパァっと顔が明るくなった。

さっきまで満更でもなさそうだったのに。

さっさとSunday兄さんの手を引っ張って


『行こう。』


と連れ出す。


これで女の子たちも引くと思いきや、Sunday兄さんの裾を掴んで止める。


「え〜、行っちゃうの〜?」


「誰それ?彼女さん?やだぁ〜…!」


とか甘ったるい声でごねる。


あ〜……あ〜、Sunday兄さんは私の彼氏なのに。


うるさいなぁ、もう。
しかもなんでSunday兄さんはしっかり断らないの。


『私の彼氏なんで。汚いんで触らないでもらって。』



そう言って女たちの手を振り払い歩き始める。

うわ、私性格悪っ!
もう少し優しく言えたじゃん……?


後ろから聞こえた

「何あれ、こわ〜。」


『よくあんな人と付き合ってるよね。 』


とか聞こえた言葉に胸が痛む。



居てもたってもいられなくなり、足早に向かった先は私の家。


苛立ちをSunday兄さんにぶつけまいと、
どんなに話しかけられても無視を続けた。

ホットミルク 3→←ホットミルク (Sunday)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (108 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
639人がお気に入り
設定タグ:CR , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めぐ | 作成日時:2022年4月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。