6月 2 ページ14
そんな攻防戦を続けること3分。
いやそんなに続いてないが。
勝ったのはMondo。
流石に脇腹を足でつんつんされるのは耐えられない。
『くっ……悔しい…』
「お前弱っ。くそ弱っ。」
『くぅぅ…好き勝手言いおってぇ…ふんっ!』
私は勢いよく立ち上がってMondoの方を見る。
『良いもん!別に結婚はMondoとの話でも何でもないし!ただジューンブライドが良いな〜って思ってただけだし!』
真っ赤な嘘。
ちょっと、いやかなり、もし結婚するなら、
をMondoに考えてみて欲しかっただけ。
真面目に考えている訳では無いが、ちょっと知りたかった。
「は?お前何言っ」
『あ〜ぁ、結婚するならSunday兄さんみたいに優しい人がいーなー。優しくて〜、おっとりしてて〜、可愛くて〜…』
これみよがしに大声で言う。
勿論、Sunday兄さんは好きである。
"そっち"じゃないけれど。
「…ふ〜ん。で?」
予想外の返答に言葉が詰まる。
何も考えてなかった…
勢いで話したのバレる?バレるかな?
『え?いや、これ以上は何もないで…っうぇ!?』
起き上がったMondoに腕を引かれソファに座る。
いくら大きいソファと言えど、そんな勢いで
引っ張られるとさすがに怖いよMondo。
驚きと恐怖でドキドキとうるさい胸を抑えて
『も、Mondo…心臓に悪いよ…どうしたの。』
「黙って。」
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作者名:めぐ | 作成日時:2022年4月18日 23時