CRKR 短編夢小説 (ページ13)

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6月（Mondo）ページ13

時は夜。普段皆が寝静まるこの時間。
だけど、私たちは違う。なんだって夜型なんだから。

…と言っても、深夜テンションにはなるもの。

『ねぇねぇ、Mondo』

「なに？」

『Mondoはどんな人がタイプなの？』

「なに、急に。」

私は、窓際のソファに寝転がっているMondoを覗き込む。

『いや、ん〜、素朴な疑問…かな？』

そう言って私はソファの少しだけ空いている端の方に座る。
このソファは大きめのものだが、流石に長身のMondoが寝ていると狭い。

それこそMondoが少し丸まっていても。
Mondoはいかにも邪魔だと言うように、足でつんつんしてくる。

「…邪魔…そぼ、何？」

『ただ気になっただけ！ほら、もう6月、ジューンブライドだなって。』

「…ジューンブライド？好き？」

『うん！だって私6月好きだし、紫陽花も好きだから、もし結婚するなら6月で、紫陽花に囲まれて式を挙げたいな〜って！』

「ふ〜ん、あっそ。」

『えぇ？！冷たっ！Mondoから聞いてきたくせに！』

「うるさっ…てか、めぐ邪魔。退け」

Mondoがその長い足で私の体をグイグイと押してくる、なんでっ、足の力だけなのに強すぎるでしょ…

私はMondoの足を掴んで対抗する。

『いーじゃーん！！Mondoが座りなよー！！』

「おい、離せっ、アホ」

『アホ言うなー！！！』