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昨日は流石にのんびりしすぎて気が緩んでしまっていたらしい。
気がついたら朝。
いや昼。
太陽は高い位置で人々の営みを見下ろして居る。
起きた場所は、縁側。
周りには7、8本のビールの缶が転がっていた。
勿論安吾さんも転がっていた。
明日は休みって言ってたからいいかな?
そう思ってそこに引っかかっていた膝掛けをかけてやる。
「うひゃー。床の上で寝たから体中バッキバッキだ〜」
伸びるとあちこちの関節がばきばきいう。
気温も上がりぽかぽかいい天気であるからもう一度寝ようかなぁなんて思い、長い座布団を持ってきて、安吾さんの横に向かい合うようにして寝転がる。
貴方はまだ起きない。
疲れが滲み出ている。
中々治らないクマ、キーボードの使いすぎで指紋が良く分からなくなった指先。
頑張って居るな〜
なんて思う。
その手を握りながら、寝ている貴方をじっと見つめる。
そうしているうちに眠くなっていつのまにか寝てしまった。
ある日の昼前。
こんなに幸せなら、もっと早くにいっしょになるべきでした。
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卯月師走>>翡翠様 - コメントありがとうございます。プロフィールなかったので載せておきました。応援ありがとうございます。 (2018年6月3日 23時) (レス) id: f45b803d55 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - えっと、これは主人公が安吾さんの奥様でよろしいですかね?面白い作品でした。これからも更新頑張ってください! (2018年6月3日 16時) (レス) id: afd32b2f38 (このIDを非表示/違反報告)
卯月師走 - お読みくださりありがとうございました。宜しければコメントをお願いします。 (2017年12月31日 11時) (レス) id: af6d51fe9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月 師走 | 作成日時:2017年12月26日 19時