【企画小説】お気に召すまで、ごゆるりと。

【7話】 ページ10

「お花見に行きまSHOW！」

＊

「なあなあ、今度の日曜みんなでお花見行かないか？桜すっげ〜綺麗だろ」


とある日の昼休み、麻斗がその時クラスにいたみんなに呼びかけた。


「俺はちょっと用事があるから、ごめん。篠原くん」
「麻斗って呼んでって言っただろ。そっか、黎緯行けないのか、残念だ……」
「篠原さん、俺も遠慮しておきます。人の多いところは……苦手、と言いますか」
「いやいや無理しなくて大丈夫だから！平気になったら今度行こうな」
「ぜ、善処します……」


提案をしてみたものの、なかなか人は集まらない。麻斗は首を傾げた。


「なぁ、白石さんたちは予定どう？」
「凪ちゃん…どうします？」
「よ、予定はないから、行けるかも……？」
「本当か？折角だしお弁当持ち寄ろうぜ。あとお花見って何するんだ？隠し芸大会でもするか？」


お花見＝隠し芸なのか？
お花見SHOWが始まるのか？


「ちょっと他のクラスのやつにも声かけてくる」


麻斗は教室を飛び出した。


【更新日】
3月12日
【作者名】
つゆゆ


◇

キャラ崩壊してないか心配…！
どなたか続き書いてくださったら嬉しいな〜なんて！

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