【企画小説】お気に召すまで、ごゆるりと。

【9話】 ページ12

「花よりダンゴ」

＊

そしてとうとう最後のClass Aにやってきた麻斗。


「今度の日曜日みんなでお花見行く予定なんだけどさ、色んなクラスの奴誘ってて、このクラスで行ける奴いるか……ってクラス人数少なくないか？」


声をかけたところクラスには3人しかいないのだ。あとの2人は？
麻斗の疑問に零奈が答える。


「あぁ、あの2人はまた保健室じゃないかな？
戻ったら伝えとくよ」
「おぉ！ありがとうな。お前は行けるのか？」
「せっかくだから行こうかな。桜見たいし」
「おやびんがおつまみ用意してくれるだろうし、俺も行こうかな」


零奈の声に、ルギアも同調する。おつまみ……おやぶんはお酒飲めるのか気になる。


「ねえ！チョコレートとかお菓子もあるかな！？」
「あるとおも…」
「なら行く！」


即答どころか食い気味である。とても食い気味な答えだった。まあチョコレートはお菓子の定番だしきっと用意されるだろう。

保健室の2人以外は確認できたなと麻斗は満足げである。
当日何人揃ってるか楽しみだ。


その前の準備もしなくては。

麻斗は予鈴の音に気づき、急いで教室に戻った。


【更新日】
3月21日
【作者名】
つゆゆ


◇

もうそろそろお花見シーズンですね！
私は花粉症なのであまり外でないんですが…笑

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