本当の気持ち ページ2
最後のハグかもしれない。
俺も泣きそうになって息を呑んだけど、そんな覚悟は一瞬にして壊された。
『私ね…こやくんのこと大好きなのっ、…でも』
絞り出すような声でやっと話した彼女は、怖がるかのように俺を抱きしめ返した。
小｢その好きは…俺と同じ？｣
こくん、と真っ直ぐな髪を揺らし答える。
『でも、』
震える声で、話そうとしてくれてる彼女。
大丈夫、ゆっくりで。
『でも、…私と一緒に居たらこやくんは幸せになれない…私はこやくんを笑顔に出来ないっ…』
小｢そんなことない｣
『そんなことあるっ、…お仕事に支障がでる』
…そうだ。
俺は彼女への好きという思いに身を任せ、先のことが何も見えてなかった。
俺は夕闇に誘いし漆黒の天使達の小�法�
彼女はAちゃんねる！のA。
未来が見えてなかった俺は愚かだ。
でも俺の答えはただひとつ。
小｢それでも、俺はAちゃんが好きだよ｣
これは変わらない。
小「確かにツラいこともあると思う。でも、それでもAちゃんと一緒に居たいって思うよ。」
『…』
小｢俺のこと思って言ってくれてるのは嬉しいけどさ、俺は、ツラくても、Aちゃんが隣に居てくれるなら、大丈夫だよ、、きっと。｣
突然泣きそうになってきたのは、言葉が上手くでないせい？それとも、彼女の気持ちのせい？
彼女はどこまで優しくて強いんだろう。
『ほんとに…？』
小｢うん。｣
『信じていいの…？』
小｢うん、信じて｣
俺は彼女の目を見つめた。
さっきのてつやくんみたいに、真剣に、伝わるかな。
たくさん泣いたんだろう。
少し充血した目の周りは真っ赤だ。
もう彼女を泣かせない。
この顔は一生みたくない。
いや、誰にも見せない。
小｢だからさ、こんな俺でも良ければ、付き合ってください｣
2度目の俺の告白に、彼女は大粒の涙をほっぺにつたらせながら頷いた。
『私こそ、こんな私で良ければ…お願いします』
そう言って彼女は幸せそうに笑った。
俺もつられて笑顔になって、彼女はさらに笑顔になって。
これからこんな毎日が待ってると思うと、なんだか胸の辺りがくすぐったい。
オレンジ頭が満足げにこちらを見てるのを横目で確認して、俺は強く彼女を抱きしめた。
抱きしめかえしてくれた彼女に、心が満たされていくのを噛み締めながら柔らかい髪を撫でた。
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ちぇり(プロフ) - 、さん» 申し訳ないです、ご注意ありがとうございます。修整しました (2019年12月30日 20時) (
レス) id: 8f5c1012d9 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 外さないなら違反報告します (2019年12月29日 17時) (レス) id: 2973aae75e (このIDを非表示/違反報告)
、 - 前作からずっとオリジナルフラグ立っていますが違反ですから外して下さい。作品作る前にルールくらいちゃんと確認して下さい (2019年12月29日 17時) (レス) id: 2973aae75e (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2019年12月29日 17時) (レス) id: e862b3d59a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぇり | 作成日時：2019年12月29日 17時
