第44話"幕開け" ページ49
｢ふぅ…久しぶりにこんなに食べました｣
雲｢僕は久しぶりにあまり食べなかったよ｣
私が朝食として出したのは私達魔女、魔法使いの食事。私が非常食として常備しているものを用意したのです。
急かされたものですから、それがいいかと思い…私としては久しぶりの味で満たされてよかったのですが、恭弥の口には合わなかったようです。
｢ところで、恭弥は学校へ行かなくてよいのですか？普段のボスの場合、もう家を出ないと間に合わないのですが｣
多少家の距離は違うとはいえ、さすがにそろそろまずいのでは…
雲｢今日は休むよ。君の話聞くんだから｣
｢そんな理由で休んでいいのでしょうか…｣
雲｢いいから早く｣
対になるように各々座り、一息ついて話し始める。全く…恭弥はせっかちですね…
｢あれは今から数年前のことです。私は魔女として、この世界とは別の世界に産まれました｣
・・・・・
ツナside
リ｢おいツナ、ちゃんと集中しろ｣ｹﾞｼｯ
ツ｢いたっ！わかってるけど…｣
修行の最中、俺があまりにもボーッとしてるからリボーンがケリを入れてきた。
リ｢昨日のことか？｣
ツ｢うん…やっぱり言いすぎたかなって…｣
昨日の争奪戦で、俺はルルさんに酷いことを言った。確かに俺はルルさんがした事が許せなかった。
でも"姉さんじゃない"だなんて思ってない。ルルさんは俺の姉さんとして振る舞おうとしてくれた。それなのに、そんな彼女を俺は振り払った。恩返しをすることもなく…
ツ｢第一俺、ルルさんのこと何も知らなかったんだよ。だからこんなことしないはずだって、ムキになってさぁ…｣
リ｢お前は、あいつのことを知りたいと思うか？｣
ツ｢リボーン？｣
いつもより真剣な表情で俺を見据え、リボーンは尋ねてきた。
リ｢人殺しのあいつと向き合って、元の関係に戻りたいと思うか？｣
ツ｢……思うよ。ルルさんが来てからチビ達だけじゃなくて、母さんも楽しそうだった。…それに、俺自身も｣
俺にとって初めての姉さんという存在。母さんにとって初めての娘という存在。ルルさんがいなくて、母さん凄く心配してた。
ツ｢だから、少しでも知れたらなって思うよ｣
リ｢…そうか。この話はルル本人か、家光から聞いた方がいいと思うが…時間がない。悪いが俺から話すぞ｣
ツ｢え？｣
リ｢あいつの…ルルの過去についてだ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユワ(プロフ) - めっっっっっっっっちゃ面白いです大好きです!!!( 'ω')！続き待ってます('ω') (2016年9月15日 6時) (
レス) id: 4c41e79d8b (このIDを非表示/違反報告)
もっきー(プロフ) - 1・2どちらでも歓迎っす！！更新待ってます！！ (2016年9月1日 2時) (レス) id: aa6080cbff (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ - 私てきには『2』でルルちゃんの戦いを速く見てみたいです！ (2016年8月19日 7時) (レス) id: dc01c2008b (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ - 私の知り合いには両方好きな方いないんですよね〜 楽しみながらが一番です(`∀´)bこれからも期待してますね！お粥さん！！ 長文失礼しました！ (2016年6月25日 1時) (レス) id: dc01c2008b (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 僕は正直ハリポタはあまり知らないのですが、この作品はとても面白いです!!更新頑張って下さい!!!! (2016年6月20日 22時) (レス) id: f2bd6f6292 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セプト | 作成日時：2016年3月6日 19時
