第42話"呼び方" ページ47
雲「この部屋、適当に使っていいから」
｢はい、ありがとうございます｣
ひとしきり泣いた後、雲雀さんに連れられ彼の家へとやって来た。今いるところが私の部屋になるらしい。
｢あの…今更ですが、本当によろしいのですか？｣
雲｢何が？｣
｢その、ここでお世話になっても｣
よくよく考えれば、私はなんと失礼なことをしているのでしょう。
家庭の問題に他所様まで巻き込んで…しかも彼は群れるのを嫌う人。迷惑に違いありません。
雲｢別に、僕がそうしたいからしてるだけだよ。それとも、君は不満なの？｣
｢いえ…雲雀さんがいいならいいのですが…｣
雲｢……それやめてくれない？｣
｢え？｣
私…今何かしました？特にこれといった事はしてないように思えますが…
雲｢その"雲雀さん"ていうの。君僕より年上でしょ？｣
｢あぁ、呼び方でしたか。ふむ…それを言うなら私のこともちゃんと名前で呼んで欲しいです｣
ほとんど君呼ばわりされてますし…呼ばれたとしてもフルネームとか。私には"ルル"という愛称もあるのですよ？
雲｢……沢田｣
｢それだと弟……ボスと区別がつきません。ちゃんと下の名前で｣
雲｢……｣
｢…まぁ今すぐじゃなくてもかまいませんよ｣
人の呼び方はすぐには変わらないものです。時間をかけて、ゆっくり変えていけばいいのです。
雲｢じゃあ僕は行くよ。何かあったら近くの使いにでも言って｣
…あぁ、言いそびれてましたがここはかなりのお屋敷ですよ。和風な造りで日本慣れしていない私にすれば未知のものばかりです。
｢わかりました。おやすみなさい、恭弥｣
雲｢……おやすみルル｣
おや、まさか返ってくるとは思っていませんでした。
｢君も、意外と単純なんですね｣
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ユワ(プロフ) - めっっっっっっっっちゃ面白いです大好きです!!!( 'ω')！続き待ってます('ω') (2016年9月15日 6時) (
レス) id: 4c41e79d8b (このIDを非表示/違反報告)
もっきー(プロフ) - 1・2どちらでも歓迎っす！！更新待ってます！！ (2016年9月1日 2時) (レス) id: aa6080cbff (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ - 私てきには『2』でルルちゃんの戦いを速く見てみたいです！ (2016年8月19日 7時) (レス) id: dc01c2008b (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ - 私の知り合いには両方好きな方いないんですよね〜 楽しみながらが一番です(`∀´)bこれからも期待してますね！お粥さん！！ 長文失礼しました！ (2016年6月25日 1時) (レス) id: dc01c2008b (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 僕は正直ハリポタはあまり知らないのですが、この作品はとても面白いです!!更新頑張って下さい!!!! (2016年6月20日 22時) (レス) id: f2bd6f6292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セプト | 作成日時：2016年3月6日 19時
