ホントのわたし (ページ10)

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スタッフページ10

A「着いちゃった...」

オーディション以来来てなかったからドキドキが...

ドアには貼り紙が貼っていた。

緊張で震える手を伸ばしドアを開ける。

そこにはスタッフさんが何やら書類をたくさん持って待っていた。

ス「お待ちしていました！こちらへどうぞ」

スタッフさんが丁寧に説明してくれているが

緊張であまり頭に入ってこない。

ス「___ということですが大丈夫ですか？」

A「...あの、1つ聞いてもらっていいですか」

ス「大丈夫ですよ」

私はスタッフさんに本当のことを話した。

スタッフさんは一瞬何か言いたそうな顔をしたが

ス「そういうことでしたか...このことはメンバー以外には伝えておきますね」

ス「メンバーには秘密にしておきます。けれどそんな事情をお持ちだったんですね...」

私を責めるわけでもなく親身になって考えてくれた。

A「本当にすいません...無責任で...」

ス「気にしないで下さい^^*」

ス「衣装合わせやAさんに関することは女性スタッフがしますね」

A「ありがとうございます。あの、時々相談とかしてもいいですか？」

ス「お気軽にどうぞ！スタッフ全員でAさんをサポートしますから！^^*」

あぁ、何ていい人達なんだろう。

こんなにも無責任なことばかりしているのに

全力でサポートしてくれるなんて...

Da-iCEの新しいメンバーとしてスタートを切ろう。

そして皆に認めてもらえるように。

深呼吸して大きく1歩踏み出した。