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黄side


橙「淳太く〜ん、置いてくでぇ〜」


黄「え、ちょっ!待ってやぁ」


初めて出会ったあの日から1週間が過ぎた。


あっという間に打ち解けた俺は、毎日誰かが家にやって来ては手を引かれ外に連れ出される。


橙「もうみんな 桟橋に集まっとるで〜」


黄「えぇ…、桟橋なん…?」


基本、しげの神社で涼むか、照史んとこの生簀の魚に餌をやりに行くこの2パターンやねんけど…。


この村の船つき場の桟橋から海へ飛び込むっていう 俺には考えられへん遊びを この6人は楽しんでいる。


橙「やっていっつも淳太くん、飛び込まんやん」


黄「いや、なんであんな高さから飛び込むんよ…」


飛び込む勇気なんてない俺は、いつもその様子を見てるだけ。


まだ死にたくないし。


橙「今日はしげも 最初っから参加やし、絶対おもろいわぁ…」


黄「…せやね」


神社の息子であるしげは、初めて見たあの場所で ひとり舞の練習を欠かさず行っている。


8月の終わりに 披露するためやとか言ってたっけ。


黄「忙しい、もんな…」


しげは忙しい。


俺らが涼んでいる間も 参拝客が来ると対応に当たるし、よく境内の掃除を任せられてるし。


小さな村の神社だからか、神主であるしげのお父さんと、巫女がいない代わりに しげがその役割を担っているみたい。


橙「まぁ、晩夏の祭りがあるもんなぁ…」


黄「…ば、んか?」


橙「そう、晩夏の祭り〜!」


聞き馴染みのない言葉が出たところで ちょうど桟橋に着いてしまい 照史から詳しく聞き出すことができなかった。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅 , 中間淳太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おかゆ。 | 作成日時:2020年7月16日 19時

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