今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:46,919 hit
小|中|大
04 ページ4
黄side
桃「じゅんにぃ、はーやーくぅー!!」
黄「ちょ…まっ、て…はぁ…」
もう半分溶けてきたアイスを抱え 男の子、のんちゃんが向かう先は 細い山道。
長い坂道をかれこれ10分ほど登っている。
桃「も〜、おそい! あきにぃがプンプンおこっちゃう!」
早くしないと 誰かが怒ると急かしてくるが、都会育ちの俺に この斜面はきつすぎる。
黄「なぁ、まだなん…?」
軽快にステップを踏みながら登るのんちゃん。
その先に見えたのは 鮮やかな朱色の鳥居。
黄「……神社?」
どうしてのんちゃんがアイスを神社に届けに行っているのか。
ふと考えていると 先ほどまで目の前を歩いていたのんちゃんの姿が見当たらない。
黄「え…、どこ行ったん」
名前を呼んでも返事はなし。
その代わりに聞こえてきたのは 雅楽の音と、
黄「……鈴、の音…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
292人がお気に入り
292人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おかゆ。 | 作成日時:2020年7月16日 19時