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黄side
桃「うまぁ〜！！！」
嬉しそうにアイスを頬張るのんちゃん。
ひとしきり遊んだ後に食べるアイスはもう恒例となった。
黄「しげも食べたかったやろなぁ…」
少し溶けかけたアイスを カプリ、と1口。
スゥ、と汗が引くような冷たくて甘いソーダ味。
しょっぱい口の中が、一気に涼しくなる。
青「はい、しげの分」
黄「は…？」
もう食べ終わったのか、流星がこちらへやって来たかと思えば スっとビニール袋を差し出される。
青「やって淳太、しげに会いたそうやったし…」
黄「や、別に…」
ビニール袋の中にはアイスが1つ。
もう溶けてるんちゃうか？
青「おつかい？」
橙「なんで疑問形？」
首を傾げる流星に 半ば強引にビニール袋を差し出された。
黄「え、えぇ〜…」
遠くから行ってらっしゃい〜、と元気な声を後ろに 流星のおつかいに出ることに。
じっとりと海で濡れた服のまま、暑いこの山道に足を運んだ。
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作者名：おかゆ。 | 作成日時：2020年7月16日 19時
