02 ページ2
赤side
桃「も〜、掃いても掃いても終わらへんっ！！！」
季節は移り変わり すっかり秋になった。
赤「文句言わへん！そんなん言うんやったら 宿題教えてやらんから」
えぇ〜、と文句をこぼす望を横目に 参道に乾いた落ち葉を掃いていく。
毎日掃いても次の日には元通り、1人では時間のかかるこの仕事を 中学生になった望の宿題を教える代わりに手伝って貰っている。
学校が終われば 神社に集まって遊んで…。
なんて賑やかだった頃が懐かしい。
後継ぎのない神社を引き継いだ俺とは違い、都会の大学へ進んだ神ちゃんと流星。
照史と�陲舛磴鵑話斬腓鯊感噺紂△海譴泙薪垈颪暴⊃Α�
元々子どもも少なく、成長すれば皆こんな田舎から出ていく。
残された俺と望は、寂しさを拭うように毎日会っていた。
桃「だいにぃ、寒いし休憩しようやぁ…」
幼い頃から変わらぬ だいにぃの呼び方。
甘えん坊は変わらず、兄ちゃんがみんな揃って都会に行ってもうて 更に甘え上手になった望。
赤「せやなぁ、キリないし…」
今日くらいは、と 箒を片付けながら温かい待合所へ足を向けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 435人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あーさん(プロフ) - 涙が止まりません。続き待ってます。 (2022年12月10日 13時) (
レス) @page16 id: 88927b7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
すみっこ(プロフ) - 読ませて頂きました！すごく面白かったので続き気になります！更新待ってます！ (2022年4月4日 1時) (レス) @page10 id: bc8bfd9460 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おかゆ。 | 作成日時：2021年11月17日 14時
