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赤side
忘れもしない、あの夏のこと。
7年前 都会からやって来た男の子、
ぜぃぜぃ言いつつも アイスを持ってきてくれた。
キラキラ眩しい海面に揺られ、海に溶けてしまいそうなほど綺麗で、
だれよりも俺の踊りを好きだと言ってくれた。
赤「…見てくれる、言うたやん」
晩夏の前日、甘いキスと共に約束したのに 結局彼は朝一番の船で帰ってしまった。
彼の両親の仕事復帰が1日早まったから 彼も一緒に帰ることになったんや。
仕方の無いことやってわかってる。
来れなかった理由も 祭りが終わったあとに聞かされたんやし…。
それでも、ずっと待ってたんや。
いっちゃん前で見てくれるって、約束したから。
赤「……淳太のあほ」
7年経った今でも、心の中は彼でいっぱいで どこか穴が空いたように 涙は止まることを知らない。
まだ幼くて知らなかった感情が、大人になって気付き始める。
あれは友情なんかやない、きっとあの頃から彼のことが好きやった。
彼もまた 俺の事が好きで、所詮 両片想いの関係。
俺の、初恋やったんや。
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あーさん(プロフ) - 涙が止まりません。続き待ってます。 (2022年12月10日 13時) (
レス) @page16 id: 88927b7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
すみっこ(プロフ) - 読ませて頂きました！すごく面白かったので続き気になります！更新待ってます！ (2022年4月4日 1時) (レス) @page10 id: bc8bfd9460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかゆ。 | 作成日時：2021年11月17日 14時
