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桃side
あれから毎日、バイトのない日は神ちゃんのお見舞いに行くことがルーティンになった。
足を骨折してるだけやから、元気なんは元気なんやけど 暇やねんて。
それに、また会えるから。
桃｢……おった｣
小さな公園に 赤いエプロン姿。
夕方、いつもこの公園で遊んでるみたいで 見かけない日は少ない。
やから、神ちゃんのお見舞いに行くついでに ついつい目で追ってしまう。
片方に笑窪を作って 子ども達と楽しそうに笑ってて。
保育士になりたい、なんて 初めて聞いた時は驚いたけど
なかなか様になってて。
あんな優しい目で子ども達を見つめて、羨ましい。
桃｢…え？｣
羨ましい？
今、何思った…？
今までにない感情が溢れてきて、
俺は助けを求めるかのように 神ちゃんの病室へ足早に向かった。
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作者名：おかゆ。 | 作成日時：2020年7月4日 19時
