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赤side


小瀧が指さした場所は 洒落た香水専門店。


普段使っている香水ってどんなんやろ…、なんて単純な疑問を解決すべく 店へ入る。


小瀧が手に取る香水は、甘い匂いやったり、柑橘系、大人な匂い…。


どれがいつも使ってるやつなんか全然わからへん。


赤「…こんなんあるんや」


ふと店内のポスターに目が止まる。


その人のイメージにあった匂いをブレンドして作ってくれるらしい。


目に止まった俺を見つけた 綺麗な店員さんが どうですか?と勧めてくる。


まぁ、5000円もせんし ちょっとした小瀧へのプレゼントに…。


と、楽しそうに香水を選ぶ小瀧を横目に イメージを膨らませて匂いを選んでもらう。



赤「甘え上手で…爽やかで…」


アンケートに1つずつ丁寧に答えていくうちに、あいつ嫌なとこなんも無いなぁ、なんて。


香水はすぐにできるそうで、会計を済ませ 小瀧の本へ向かう。


赤「決まったん?」


桃「わっ、びっくりした…」


突然俺が声をかけたから、ビクッと方が揺れる。


桃「なんか、全部欲ってまよいます」


どないしよー…と、迷う小瀧に よかったらと先程店員さんから受け取った香水を見せてみる。


桃「へ…、いつの間に!?」


赤「小瀧が選んでる間に、面白そうやったから…」


小瀧のために、なんてさすがに言えへんから。


赤「嫌、やった…?」


ドキドキしながら、小瀧が香水を付ける様子を見つめる。


手首にシュッと香水をかけてるだけやのに、何でそんなにかっこええねん。


桃「…ん、めっちゃええ匂い!」


すん、とほのかに香る甘いバニラの匂い。


甘い匂いなのに、優しいフローラルな匂いもブレンドされて、我ながら小瀧にピッタリやなぁ とうれしくなる。


桃「え、ほんまに貰ってええんですか?」


赤「ええの、ご褒美やから」


嬉しそうに何度も匂う小瀧がかわいくて、店内であることを忘れて 背伸びして頭なんて撫でて。


赤「あっ、違っ…」


桃「も〜…そういうことする…」


俺の顔を真っ赤だろうが、目の前にいる小瀧の耳も赤くなって。


何してるんや、俺…。

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設定タグ:ジャニーズWEST , こたしげ , ジャニーズWESTBL   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おかゆ。 | 作成日時:2020年7月4日 19時

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