ココアの味は。 (ページ17)

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赤side

いつも通り仕事を終わらせて、その足で照史に連れていかれたカフェ。

黄｢お、やっと来た｣

紫｢お疲れ様～｣

扉を開ければ、見慣れた2人が迎えてくれて。

青｢しげ～、久々やな｣

桃｢お、お疲れ様です！｣

と、後輩が2人。

赤｢………帰る｣

橙｢ちょちょちょ、なんでやねん！｣

咄嗟に腕を捕まれ、逃げることもできず…。

赤｢なんでおるん！？大人の時間やで！？｣

青｢何でって言われても…なぁ？｣

桃｢来ちゃ、だめでしたか？｣

流星はともかく、そんなきゅるんとした目で見てくんなや…。

……かわえぇ。

やなくて、そんな目で見られたら来たらあかんなんか言われへんやん。

紫｢のんちゃんにはかなわへんなぁ｣

微笑む濵ちゃんを横目に、淳太の隣に座ろうとするとストップが入る。

黄｢あ、しげはこっちなぁ｣

指示された場所は小瀧の横。

赤｢なんで！？｣

桃｢俺の横、来てくださいよ！｣

なんかめっちゃみんなおかしない？

まるで、俺と小瀧をくっつけようと…って、ちゃう！

それはない、絶対俺の勘違いや。

え、じゃあなに？

そういう気分なん？

俺が1人でモヤモヤしてるうちに、濵ちゃんがいつものココアを持ってきてくれた。