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桃side
チャリ、と小銭の散らばる音と グズグズと涙声。
桃「ねぇ、先輩っ！ちょ…」
何度声をかけても反応すら無くなったと思ったら プツリ、と電話を切られた。
桃「あぁ、もうっ！」
何処にいるかなんて分からない。
それでも先輩を1人になんてできなくて。
いや、俺が1人にさせてもうたんやけど…。
くるりとつま先を返し、元来た道を戻る。
俺の事を嫌いになったなら、お釣りなんて返しに来おへんやろ？
俺に言いたいことがあったから、わざわざ届けようとしてくれたんちゃうの？
俺ら、両思いなんやないの？
頭の中でぐるぐると回る思考回路。
もっと素直に好きだと想いをぶつければこうならなかった。
好きだよ、たった一言 言えたなら。
過去を巻き戻すことは出来ないけれど、これからの未来はまだ変えれますか？
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アイ - こたしげ大好きなのでとてもいい話でした！ (8月5日 1時) (
レス) @page29 id: 68b8a899da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかゆ。 | 作成日時：2021年7月20日 11時
